みらくる・らぼ

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みるく・ごっく~り ~左重心での社交ダンス 作成日:2011/05/28、最終改訂日:2011/05/29

§み-18:メロトーム型スウィング(逆振り子)


 今回は、カラダの「逆振り子運動」についてです。

股関節(骨盤・足の付け根)を支点として、足首を振り子のように前後に振りながら、ボディを前(後ろ)進む、「足の振り子運動」が、「レッグ・スウィング」。

その逆に、足の裏(もしくは足首)を支点として、ボディ(股関節・骨盤よりも上)を振り子のように振る、いわゆる「逆振り子運動」が「メトロノーム型スウィング」。

このカラダの「逆振り子運動」によって、カラダ全体を前に進めていこうというのが、「足の裏の五角形」を活用した、「みるく・ごっく〜り」の最大の特徴といえます。


そもそも、「大きく進む」にはどうするか?
まず、「股が裂けるくらいに、前足を大きく前に出す」
そして、「足を揃えていけばいい」ということになります。
この時に活用するのが、カラダの「逆振り子運動」になります。

左足が前の時は、難しい(勘違いしやすい・ちょっとしたコツがいる)ので、右足を前に出した時の例で説明します。


(振-11)右足を、出せるだけ前に出して行きます。
このとき、左足の薬指で地面を押さえながら、右の股関節を後ろに下げて、右足を前に出しやすくなります。「男性の通常の姿勢」よりも「社交ダンスの女性のホールド」のほうが、効果的です。

(振-12)目一杯、右足を前に出した時の姿勢です。
女性はハイヒールを履いているので、ヒールが邪魔をして、股を開く角度が限定されます。股が裂ける危険性はないのでご安心下さい(笑)
「こんなに、股を開いたら、動けるハズがない!」と思うところまで、右足を前に出します。

(振-13)〜(振-14)
「ボディを前に出そう!」という気持ちを、頭の中から完全に捨て去ります。
そして、右の股関節を後ろに下げます。 膝を伸ばしていきます。
左足(後ろ足)の薬指で、地面を押さえているので、後ろにぶっ倒れることはありません。

左腕の肘の内側を上に向けたまま、左手首だけを右に回転させます(左手首の内旋)。
この効果を倍増させる方法として、
左足の薬指で地面を押さえる力を強くする。 もしくは、左手の人差指と中指の間に「外反母趾対策パッド」を挟んで、人差指と中指の間に力を加える。などの方法があります。


そうすると、左の背中が前に出て、胸椎7番が前に出ていこうとします。
この力が強ければ、「メトロノームのような、カラダの逆振り子運動」によって、カラダが、右足の上を乗り越えていこうとします。

初速ゼロでは、さすがに、カラダが右足の上を乗り越えることは出来ませんが、(振-11)の段階でカラダ(上半身)は動いてますし、社交ダンスでは、男女が向かい合って踊ってますので、後退している相手に吸い込まるような形で、「カラダの逆振り子」運動を行うことができます。

(振-15)で重要なのは、後ろ足(左足)が前足(右足)を追い越すタイミングです。
社交ダンスでは、「左足のレッグスウィング」とか言うのですが、
「ボディが右足の上を通過しても、まだ、左足のレッグスウィングが発生していない」という点に着目しておいてください。


繰り返しになりますが、この「カラダの逆振り子運動」で、大切なのは、

「カラダを前に出していこう」という意識を、頭の中から完全に「捨て去る」こと
・「右の股関節を、どんどん後ろに下げよう」という意識を持つこと。
・「左足の薬指で、地面を押していることを、確認すること(左足の薬指が浮いたらNG)
・「左腕を横に張ったらNG。 左肘の内側を上に向け、左手首は右回転」
・「カラダの余計な部分(膝・足首・股関節・背中など)に、力を入れないこと」
これだけの条件が揃えば、カラダが、右足の上を乗り越えて行きます。
逆の言い方をすると、この条件が揃わなければ、「カラダの逆振り子運動」は発生しません。


ちなみに、下のイラストは、「オマケ」です。
左投げのアンダースローの投手は、実在しないと思われます。

理由はわかりません。あくまで、推測ですが、投球後でも、右肩・右股関節が後方に残るため、球の速度に「肩が前に出る速度」がプラスされず、右投手に比べ、圧倒的に不利になるためだろうと思われます。 (たぶん、夢の魔球でも研究しなければ、勝てない?)


投球前のフォームで、右足を大きく前に出し、左足の膝を目一杯後ろに下げてます。
で、投球時(ボールを離す時点)では、ボディが右足の上を乗り越えています。

社交ダンスでいう「送り足」で、左足で地面を蹴って、ボディを前に送り出しているわけでもなく、右足の膝を前に倒すことも出来ず、右足の地面を踏み込み前足で地面を蹴ってるるわけでもない。 左腕を振り上げるだけで、ボディが前に出る・・・はずもなく...

この左投げの投球フォームが、実際に考えられるとすれば、右股関節を後ろに下げ(右股関節を後ろに下げたいために、まず左股関節を後ろに下げる)、左腕の前腕(二の腕)に捻れを生じさせて(それが変化球を生み出すという、二次的効果を生み出す)、左の背中を引っ張り出しているのだと思われます。

この架空の投球フォームが実現可能なのだとすれるならば、それは、「カラダの逆振り子運動」によるものだろうと思われます。 「カラダの逆振り子」の原理を使わないと、実現できない。

−*−

では、「日本の社交ダンス」では、「カラダの逆振り子運動」「メトロノーム型スウィング」というのは、存在するのでしょうか?

「日本の社交ダンス界」には、そんなものは、ほとんど、存在しないと思われます。
「両肘を横に伸ばす」ことを前提としている以上、物理的に「カラダの逆振り子運動」を行うことができないからです。


このホールドを基本としている以上、当実験室でいう「メトロノーム型スウィング」というのは、物理的に実現不能です。
「メトロノーム型スウィング」はありませんが、、上級者の高度なテクニックとして「メトロノーム・スウィング」というのが、実際に存在するようです。 

検証してみましょう。



男性も女性も同じです。女性のホールドの方が、動きが顕著に表れます。
左の肘を横に張った状態でホールドを作り、右足をどんどん前に出してきます。
それが(振-32)の姿勢。
「左足の薬指」は、浮き上がり、左足の親指の上に、強い体重が掛かっているはずです。 重心感覚は腰(腰椎3番、こしの骨)に来ます。

(振-32)の姿勢から、「カラダの逆振り子」で、カラダを前に出そうとしても、カラダは前に出てきません。ウンともスンとも言わないはずです。
右の股関節は、突っ張って後ろに下がりません。 むしろ「右の股関節が飛び出てくる感じ」になります。

そこで、(振-33)のように、左右両足が50:50で体重を掛けた状態を作ります。
「日本の社交ダンス」では、これを「中間バランス」と呼んでおり、非常に重要なポイントとして位置づけられているようです。

(振-34)は、ボディを前に出していく時の課程です。
前足で地面を押さえ続けます。
前足の足の裏全体で地面を押さえると、腰椎3番(前面湾曲している腰椎5本のうちの真ん中の骨)が前に出てきます。 顎を引いて背筋を伸ばすと、腰椎3番といっしょに上半身全体が前に出てきます。
体重が前足(右足)に移ってます。

この時、鳩尾(みぞおち)を意識することで、鳩尾で後ろ足(左足)の爪先を「引きづり出す」ような感じで、ボディが前に出てきます。

(振-35)は、一連の動作が完了した姿勢です。
 ・「前足の足の裏で地面を押さえ続ける動作」
 ・「前足の膝を前に倒す動作」
 ・「鳩尾で後ろ足を引きづり出す動作」
いずれも動作が完了するのも、「前足の爪先の真上にボディが来た時点」です。

(振-35)の時点で、ボディのエネルギーは真上方向に向かっています。
そして、左足(後ろ足)のスウィング(レッグ・スウィング)は、右足(前足)真上にボディが居座っている姿勢で、スタートします。

レッグ・スウィング(足の振り子運動。次のページで説明します)のスタートポイントが、「カラダの逆振り子運動」を行った場合と、行わない場合では、全く異なっている点に、着目しておいてください。

−*−

さて、日本のトッププロの説明をみてみましょう。

この説明では、左足が前足、右足が後ろ足になってます。
理由はわかりませんが、「カラダの逆振り子」を使わない場合、左足を前に出したときの方が確実な動きが出来るからだと思われます。
(カラダの逆振り子運動は、右足が前の方が、確実な動きができる。すべてが、逆なんですね!)


ダンスビュウ2008年11月号  56ページ
檜山先生直伝 基本を磨くルーティン集 第9回 クイックステップ編(1)
(1)ドライビング・アクション 「前進」より
 写真1から5は前進時の脚部の使い方の分解写真です。
(1)最初に体重は右足に乗っています。
(2)右足で床を圧し、右の脚部(股関節、膝、足首)が緩み始めると同時に、左足が床の上を前に移動し始めます。
(3)右の足首と膝が継続して曲がっていきます。
  股関節は前へ移動を始めます。
  膝がすぐに床から離れてしまってはいけません。
(4)右足で床を圧し続け、身体が前に移動。
  最後に右足の踵が上がり、前方へ移動した左足が体重を受け止め、中間バランスの状態が生まれます。
(5)ボディウェイトが左足に移り、右足はみぞおちの下からつま先まで、緩やかに伸びた状態です。


檜山先生の説明の(4)〜(5)の部分が、「カラダの逆振り子運動」に相当する部分になります。 間違いなく、「逆振り子は使ってない」ですね。

「カラダの逆振り子運動」を使わないのであれば、「もっともっと、基礎を詳しく教て欲しい!」と言っても、これ以上の基礎は存在しないと思われます。 

実際にやってみると、半端じゃないくらいに,足首とか膝とか、背中とか、いろんな筋肉を使っていることが、容易に想像できます。
この踊り方だと、雨の日も風の日も、毎日毎日厳しい下半身のトレーニングを積まなければ、上手に踊ることができないかもしれません。

−*−

最後に、社交ダンスにおける「メトロノーム・スウィング」の説明です。

一言で言えば、「メトロノーム・スウィング」とは、「棒倒し」。
当実験室の「メトロノーム型スウィング」とは、見かけは似ていますが,動きはまるっきり異なります。 


ダンステクニック革命/堀口史朗著
第5章 表現力アップ  5.メトロノーム・スイング
  では、メトロノームを思い浮かべて下さい。ブランコとは逆に、足元が起点になって上部が動いていますね。

 これはスイングとは逆の動きです。基本的な動作とは言えない動きですが、ダンスではとても有効な動きになります。「メトロノーム・スイング」といいます。
 この動きは、一流と言われる選手ほどよく使っています。しかし、動きの本質を理解せずに真似ると、突っ込んだ状態になったり、極端には踊れなくなったりしますので注意が必要です。

 例えば、オープンテレマークでPPになる2歩目でメトロノームスイングを使った場合、次の3歩目の使い方によっては、より大きなスイングになるか、突っ込んだ状態になるか、つまり効果か逆効果かの二面性があるのです。

ですから、メトロノーム・スイングは2歩続けて行わない−−−−これが鉄則です。

指の先に棒を立ててバランス遊びをするように、行きたい方向にバランスを倒していく、そんな目的意識があればこそ、このメトロノームスイングは有効になるでしょう。

この説明によると、社交ダンス(日本限定?世界共通?)における、「メトロノーム・スウィング」は、「垂直に立っている「棒」を倒していく動作」をになるようです。

垂直に立っているところから、足を出しても、大きく進むことは出来ない。
垂直に立っているボディを傾けて、頭から倒しながら、足を出していけば、大きく足を出していくことが出来る。 着地に失敗すると、着地した足に突っ込む。

言っていることは理解出来ますが、これは、スウィング(Swing=揺らす、振る)に該当するのでしょうか。 この動きは、あきらかに「倒れる、倒す」です。

壁に立て掛けてある「棒」が、なにかの拍子で倒れるとき、「棒が、メトロノーム・スウィングしたぞ!」というでしょうか?? 言いません!
傾いた棒の端が、メトロノームのように、上に上がってくるでしょうか? 上がってきません。



少なくとも、日本の社交ダンスの原点には、「垂直に立つ」という考えがあり、
「垂直に立つ=骨盤を足の上に載せて、骨盤の上にボディを載せる」
というのがあるようです。
垂直に立ったままでは動けない! 動きたければ垂直バランスを崩せ!
これが多くの「日本の社交ダンス」のトッププロの考え方です。


 当「みらくるダンス実験室」では、「胸椎12番の上(胸椎・頸椎)と、胸椎12番より下(腰椎・骨盤=仙骨)を分離して使う」という考え方を、大前提としています。

顎(あご)を前に突き出して、左腕の前腕(二の腕)に逆回転を掛け、前腕に捻れを作る。 そうすると、胸椎7番が前に出てきて、顎の真下に胸椎が来る。

顎をどんどん前に出して行けば、胸椎7番も追従して、どんどん顎を追いかけて前に出てくる。 胸椎が動けば胸が動く。 胸全体が前に出る。
胸椎7番がどんどん前に出れば、右股関節はどんどん後ろに下がろうとする。

右股関節が、後ろ(後方斜め下)に下がろうとする力」が強ければ強いほど、(胸椎7番を主体とした)上半身の力で、ボディは大きく前に進んでいきます。
そして、どんなときでもバランスは取れています

だからこそ、ボディは「メトロノームの重り」のように、円弧を描いて上がっていくことが出来る。
当実験室の「メトロノーム型スウィング」は、メトロノームみたいに、滑らかにボディを動かすことが出来る。 だけど、これを「メトロノーム・スウィング」と呼んではいけない。
「メトロノーム・スウィング」というのは、「棒倒し」のことを言うのだから。。。。


《 「中間バランス」とは  》


 日本の社交ダンス(スタンダード)では、「中間バランス」というポイントが、とても重要視されています。

 しかしながら、「カラダの逆振り子運動(メトロノーム型スウィング)」を使うと、「中間バランス」は、存在しなくなります。

左足の薬指で地面を押さえる(押さえようとする)ことで、どんな場合でも両足に体重が配分される感覚になる・・・というのが、主たる理由ですが、それ以前に....

前足を目一杯、前に出した時点で「カラダの逆振り子運動」がスタートするため、中間バランスそのものを通過しないためです。

日本の社交ダンス界では、「中間バランス」を通過しない動きというモノを認めていないようですから、当実験室の「カラダの逆振り子運動」は、社交ダンスとして認められないばかりでなく、人間の動きとして認められない・・・ということになります。

かつて、左利きの人間を、徹底的に排除して、矯正していたころの名残でしょうね。 



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