みらくる・らぼ

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みるく・ごっく~り ~左重心での社交ダンス 作成日:2009/09/22、最終改訂日:2011/05/26

§み-17:、「マック式スプリントドリル」への挑戦!


人間が動くための、「膝を持ち上げる」という動きは、興味深いモノがあります。

陸上競技の「短距離走(100M走など)には、「マック式スプリント・ドリル」というのが存在するようです。

【楽天ブックス】高野進流 日本人のための二軸走法
【amazon】高野進流 日本人のための二軸走法

この本の中に「マック式スプリントドリル」の説明があります。

高野進流 日本人のための二軸走法
Part1 二軸走法とは
  西洋的な走りの考えを顕著に表しているのが「ハイ・ニー」つまり膝を高く上げる「もも上げ」のことです。この原型はマック式スプリント・ドリルと言われるもので、1970年代、東京オリンピック後に来日したゲラルド・マックというポーランド人コーチが紹介し、一気に全国に広まりました。
その後再来日したマック氏は、ドリルに取り込む日本人の動きを見てその誤解を指摘しましたが、誤ったドリルの動きは、日本全国に広まっていきました。

<中略>

 前傾した骨盤を持つ西洋人は、膝を高く上げようと意識しないと本当に膝が上がらないため、意識することで膝がちょうど良く上がり、足が前に出て、その足に重心を乗せることができます。
いっぽう後傾した骨盤を持つ日本人は、膝を上げろと言われると本当に高く上がってしまいます。そのため身体が反って重心が後ろに残ります。しかし、前進しなくてはならないため、足で地面をひっかくように蹴り、それを推進力にしたのです。この走り方では体力ばかり消耗してしまい、スピードはそれほど上がりません。

  詳しくは、 Amazon の「なか見検索」で読むことができます。
〔Amazon なか身検索!〕高野進流 日本人のための二軸走法〜スプリント革命
  ↑ここクリックすると、中身を閲覧することができます。
  何枚かページをめくり18ページを参照

西洋人と、日本人の骨格の違いが書いてあります。

膝が高く上がらない西洋人に「ハイ・ニー(ニーアップ?)」という概念を、膝が高く上がる日本人にそのまま持ち込んでも、うまくいかない・・・ということのようです。

この本では、西洋人と同じ「ハイ・ニー」で走るのではなく、日本人らしい・日本人の体格(骨盤が後傾しているのを前提)に適した走り方として「二軸走法」を提唱しています。

−*−

陸上競技の場合は、西洋人と同じ走り方だろうと、日本人に適した走り方だろうと、速く走れて、体力の消耗が少なければOKです。 体格の違う西洋人と同じ走り方をする必要はありません。(黒人は、西洋人以上に骨盤が前傾しているらしい)

では、「日本の競技会系社交ダンス」(日本のトッププロ)は、どう言う踊りをしているのでしょか?

(あ)西洋人と体格が違うのを承知の上で、西洋人と同じ踊り方をしている。
(い)西洋人と踊り方が違うのを承知の上で、日本人らしい踊り方をしている。
(う)西洋人のコーチの言うとおりにしたら、西洋人と違う踊りになってしまった。
(え)社交ダンスでは、西洋人と日本人との体格の差は、現れない。

さて、日本人が「競技会系社交ダンス」として習っているのは、どれでしょう?
日本人のプロの先生が、「競技会系社交ダンス」として教えているのは、どれでしょうか?


陸上短距離走において、日本人の誤解により、日本中に間違った走り方が広まってしまった「マック式スプリント・ドリル」を、社交ダンスに当てはめるとこうなります。


「日本の社交ダンス」では、支持脚(suporting foot)のことを「送り足」をいい、「支持脚は、カラダを支えるだけでなく、ボディを送り出すための足である」という教え方をしてます(英語にはそんな意味は無い!)

社交ダンスにおいても、イギリス人のコーチャーは「ニー・アップ」という言葉を使うらしいので、西洋人(骨盤前傾の体格)と日本人(骨盤後傾の体格)が
「社交ダンス(スタンダード種目)において、膝を持ち上げたら、どうなるか?」
の違いに関しては、細心の注意を払っておく必要があるように思います。

陸上短距離走と同じように、社交ダンスにおいても「ニー・アップ」の解釈を誤解して広めている(教えている)可能性があるからです。

−*−

さて、さて、さて・・・

●「膝が上がらない姿勢を作る」→「膝を持ち上げる力で前に進む」
  みらくるダンス実験室(みるく・ごっく〜り)


陸上短距離走の高野進むさんは、「日本人の膝は、いくらでも高く上がる」という風に書いていますが、骨盤が後傾している日本人でも「膝が上がらなくなる姿勢」というのが存在します。
「膝が上がりにくい」だけでなく、「膝が全く上がらない」姿勢が・・・・

コレを使えば、西洋人の「ハイ・ニー」「ニーアップ」が実現できるはずです。


前のページ、「足首が伸びない・曲がらない」のページで紹介した方法です。

左足の指先(左足の薬指がベスト)で、地面を押さえる(もしくは地面を押さえようとする感覚・筋肉の使い方)をすると、後ろ足(軸足)の足首が全くと言っていいほど伸びなくなります、曲がらなくなります。

それと同時に、前足(足の裏を垂直に立てた方の足)の膝は、持ち上げようとしても、殆ど持ち上がりません。
膝を持ち上げようとすれば、背中が前に出て、股関節が後ろに下がって、前足が前に出ていきます。 結果的にボディも前に進んで行きます。

上がらない膝を蹴り上げる動作によって、体重は後ろ足に残らず、前足と後ろ足に半分づつ体重が分散されます。 (これは重要)

西洋人の「ハイ・ニー」の感覚と、ほとんど同じ感覚になるハズです。
(西洋人ではないので、実際の西洋人の感覚はわかりませんが・・・)

で、この「左足の薬指で地面を押さえる」というのが、「足の裏の五角形」で紹介した方法。。。ぴったし、当てはまります。 (この方法では、左腕の前腕の捻れを作る必要があります。)


つまり、左足の薬指で地面を押さえて、前に出したい足を垂直に立てて、膝を持ち上げようとする。
膝を持ち上げようとしても、膝は持ち上がらずに、前足をどんどん前に出ていくことが出来ます。


このイメージは、スローフォックトロットの、フェザーフィニッシュのロアから、最終歩の4歩目へ動きです。 この左足前進から、スリーステップなどに入っていきます。

この左足の大きな動きが、「持ち上がらない左足を、持ち上げる動作」なのか、それとも「右足(軸足)での送り足」なのかは、どう判断するかは、人それぞれだと思われます。

−*−

●「膝を持ち上げるために腿を持ち上げる」→「腿を持ち上げて足を動かす」
  (日本の社交ダンスのトッププロの踊り方)

「日本の社交ダンス」においても、「膝を持ち上げる」という考え方が存在するようです。



 ダンステクニック革命/堀口史朗著 84〜86ページ
第2章:足の感覚  3.腿(もも)の働き
  腿の働きとして、皆さんが大きく勘違いしている点があります。前進でも後退でも、「腿は必ず一度上がってから動く」のですが、そのことにあまり関心がないのです。
 前進の場合は歩く動作で説明すると、左右どちらの足であっても、まず初めに腿が上がって、次に膝から下が繰り返されます。
 後退も同様です。必ず一度腿が上がってから、後ろに出て行くのが自然な足の働きです。
 イギリスのコーチャーはよくニーアップ(knee up)と言いますが、単に「膝を上げる」ことと受け取ってしまうと大事なことを見逃してしまいます。「腿を上げる」結果として膝が上がるということを忘れてはいけません。

椅子に座って、膝を持ち上げる練習。

これは、「膝がいくらでも高く上がる」姿勢です。
椅子に座ってますので、骨盤は立っている時よりも「後傾」します。

そして、膝を降ろしながら、浮かした足を前に出していきます。
そうすると、カラダが反って、重心が後ろに残ります。

重心が後ろに残った状態で、カラダを前に進めるために、「後ろ足を使って、カラダを前に送り出す、いわゆる「送り足」を使うことになります。

ここで、注目すべきなのは、椅子に座って、片方の膝を持ち上げると、体重は「持ち上げた足から完全に外れる」ことをになります。

体重は、軸足側に100%掛かっている。
膝や腿を持ち上げることで、体重を100%、軸足側に掛ける。
そして、体重を軸足側に掛けてから、後ろ足の「送り足」でボディを前に送り出す。

「日本の社交ダンス」では、これが基本になっているということです。




 ダンステクニック革命/堀口史朗著 84〜86ページ
第2章:足の感覚  3.腿(もも)の働き
 では、椅子に腰掛けた状態で足を後ろに抜くにはどうしますか?答えは、「一度腿を上げてから、膝から下を後ろに抜いていく」です。
これが自然な運動です。下図のように、椅子に座ったまま、前進、後退の動作を行うと良くわかります。
 <中略>
 トーで立っている状態からでも、ほんの少し腿が上がることによってスムーズで美しい後退も出来ますし、前進もできるのです。
 後退するときにトーではなく、ボールから着地する人が少なくありませんが、これも腿を上げる動きが小さすぎるためです。腿を上げることによって足首が伸び、トーから着地できるようになります。

椅子に座って、「右足」を思いっきり、後ろに伸ばす。
足首を伸ばして、爪先を遠ざける。 ほんとうに、これ、出来るのでしょうか?

左足ならともかく、右足でこれをやるのは、「思いっきり、不自然な姿勢」になるはずです。 椅子に座ったまま、カラダが左に傾いて、骨盤が捻れます。

腿を持ち上げるかどうか以前の問題として「自然な運動」どころか、連続した動きが出来ませんし、こんな姿勢を作ること自体が、極めて不自然です。

立った状態から、これ(一旦腿を持ち上げて、足を後ろに目一杯伸ばす)をやると、体重は前進の時よりもさらに、軸足(前足)に乗り込みます。
体重は、100%軸足(前足)に掛かっているハズです。

そして、軸足(前足)から、後ろ足(爪先を後ろに伸ばして浮かせた足)への体重移動が出来なくなります。

そこで、軸足で地面を蹴って、ボディを後ろに送り出して、着地させる。
着地すると、体重が両足に掛かるから、それが「中間バランス!」ですよ。という感じになります。

−*−

これって、イギリスのコーチャーが、日本のトッププロに対して行っている、
 「世界でトップクラスの、超ハイレベルの、レッスン内容」
なのでしょうか?
ものすごく、疑問を持ちます。

なぜなら、「マック式スプリットドリル」で、多くの日本人陸上選手に、誤解されたまま広まった走り方と、まったく、同じ考え方だから。。。。


《 イギリスのコーチャーが、●●●と言いました!  》


 実質的に、競技会系社交ダンス(ボールルームダンスとも言います。老人会系社交ダンスは除く)の発祥は、イギリスといってよいかと思います。

 「日本のトッププロ」は、多くの日本人ダンス愛好家にとっては、あこがれの的であり、絶対の信頼を置いているハズです。

その「日本のトッププロ」の発言の中に、「イギリスのコーチャーが、●●●と言ってました!」と言う言葉があったとしたら、多くのダンス愛好家は、どのように捉えるでしょう?

イギリスのコーチャーが使った簡単な言葉だけでなく、その言葉を使った「日本のトッププロ」が教える「すべてのこと、あるいは、すべての動き」が、「絶対に正しい動きである」と、思い込んでしまうことでしょう。

そして、誰もその動きに、「疑問」を持とうとしない。。。
言われるままに、すべてを信じ込む。。。。

疑問を持たない人、信じ込んだ人だけが、競技会に出場する資格が与えられる。
なんかおかしいぞ! なんか変だぞ! 疑問を持った人は、カップルを組むことができない。 結果的に、競技会に出場することも出来ず、満足に練習することも出来ず、静かにダンス界を去っていかなければならない。

まさに、信じるモノのみ、救われる

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