みらくる・らぼ

〔§腕〕
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「ロータリー・アク
 ション」を全面否定!
「ペンディラム・
 スウィング」はナンバ?
「テイクバック」
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左肘は真横に
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「右腕」は、
 斜めに引こう!
「右手の手首」を
 固定する理由
まとめと考察
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「腕を固定する」ということの意味 作成日:2011/09/12、最終改訂日:2012/03/16

§腕-19:左肘は真横に伸ばして固定する?

社交ダンス(スタンダード)では、腕を持ち上げて、肘の位置を固定します。
この時、
(1)左肘の位置は、肩に対して「どこに固定する」のが正しいのか?
(2)カラダを前進(後退)させるときに、肘はどのように動くのか?
について考えてみましょう。

(A)腕を持ち上げた時、肘を真横に張った位置で、がっちり固定しする。
  カラダを前進させれば、当然のごとく、肘も同じ速度で前進する。
  カラダを後退させれば、当然のごとく、肘も同じ速度で後退する。

(B)力を抜いて肘を降ろした時に、脇の下(服の縫い目)に来る位置に来ればOK。 基本的に、肘(および腕全体)が前に動かすことにより、カラダ全体が前に動く。
 肘(および腕全体)が後ろに動かすことにより、カラダ全体がて後ろに動く。


(C)力を抜いて肘を降ろした時に、脇の下(服の縫い目)に来る位置に来ればOK。
  基本的に「肘は肩よりも前方」が標準の位置である。
  肩より前にある「肘」を後ろに引っ張ることで、カラダが前進する。
  カラダを後退させる時も同様に、肩よりも前にある肘を後ろに引っ張る。


いったい、どれがが正しいのでしょうか?


〔A〕〔B〕〔C〕の違いは、なんでしょうか?

というと、左腕を持ち上げた時、「左手首」に回転動作が生じます。
左手首は、右方向(ネジを締める方向)に回転します。
このとき、左手首と一緒に「左肘」が回転しているのか? それとも「左肘」は回転させずに、左手首だけが回転するのか?
この違いが非常に大きな「カラダの動き」の違いとなって現れてきます。

左肘をただ固定しているだけなのが、なにもしないのが〔A〕。
〔B〕と〔C〕の比較をする前に、とりあえず〔A〕の説明です。

〔A〕はこんな感じです。


(肘-11)は、腕の力を抜いて(腕の筋肉を使わずに)、肩の筋肉を使って、肘を持ち上げた姿勢です。
基本的には、初心者用の「姿勢矯正器具」は、ちょうど、この位置になります。
肩は動かないし、肘も動かない。そうすると手首も動かない。

カラダ(上半身)を使わずに、足の力(足首と膝のパワー)を使って、カラダを前後に運べば、カラダにセットした「姿勢矯正器具」と一緒に、カラダ全体が前後に動きます。 これは、誰にでも理解できる、単純明快な理論です。

ダンスにおける踊りの大きさは、足の歩幅(どこまで両足を開けるか)によって、ほとんど決定されるので、足の力(足首と膝の筋肉)をどんどん鍛えていけば、この方法でも「トッププロ」顔負けの大きさで踊ることが可能です。

でも、これでは、面白くない! そこで〔B〕か? 〔C〕か? という話になってきます。
では、〔B〕と〔C〕の違いは、どこなのか? という話になってくるのですが、

違いは、左腕の前腕(二の腕)の扱いです。
具体的には、
  「左手首」と「左肘」が連動して動くか?
それとも、
  「左肘」が動かないようなポジションを作り、「左手首」だけを動かすか?
との違いになります。

lこれは、次の「左手にフォーク? 左手にどんぶり?」のセクションで詳しく説明する、比較図です。
右手に割り箸、もしくは、洋食ナイフを持って、カラダを前に進めるときと動きです。
〔B〕と〔C〕 どちらの方法でも、カラダは前に進んでいきます。

〔B〕と〔C〕を変えるのは、「ピンク色の●印」の部分の筋肉の使い方の違いです。


まず、〔B〕の動きを説明しましょう。

基本的には、右手の掌(てのひら)に力を入れて、掌を握りしめると、右手首に右回転が掛かります。 右手首に右回転が掛かると、右肘にも右回転が掛かり、右前腕(右手首〜右肘)が右回転(外向きに回転/外旋)します。

右の掌を握りしめ、右の前腕に右回転(外旋)させると、右肘が後ろに下がります。
そうすると、左手も右手と同じ動きをします。
つまり、左の前腕(左手首〜左肘)も、外向きに回転(外旋/左回転)し、左肘が後ろに下がります。

この姿勢が「左腕のテイクバック」であり、〔B〕の基本スタイルになります。

後ろの引き込んでいる左肘を、、前方に押し出していけば、左前腕(左手首〜左肘)が右に回転(内旋)し始め、それと当時にカラダが前に出て行きます。

この動きを最大化するには、どんぶりを後ろに下げ、下から前方に振り上げます。
どんぶりが前方を向き、「どんぶりで空気をすくい上げるように、左腕を前方に振り上げる」ことにより、〔B〕の動きが最大化します。

今度は、〔C〕の動きを説明しましょう。

右手に「洋食ナイフ」を持ち、左手に「フォーク」を持ちます。
そして、左手の「フォーク」を、「ガムテープ」に持ちかえます。
この時、「洋食ナイフ」を持った右手首は、「右回転しない」というのが重要なポイント。
右手首が右回転しない(むしろ左に回転する)ということは、右肘が後ろに下がらない。 「右肘が後ろに下がらない」ならば、「左肘も後ろに下がらない」。

つまり、右手首を右に回転させなければ(右手に洋食ナイフを持つと、自然にそのようになる)、「左肘は肩よりも、常に前方に位置し続ける」ことになります。

これが〔C〕の基本スタイルになり、ここから、左手首を後ろに引いてやれば、カラダが自然に、前方へと進んでいきます。

〔C〕の動きをする時には、前腕の半分よりも手首側の「ピンクの●の部分の筋肉の力を完全に抜き去る」ことが、極めて重要になってきます。


これが〔B〕と〔C〕の決定的な違いです。
〔B〕と〔C〕、「正反対の立ち方」「正反対の基本スタイル」によって、カラダの動きが成り立っていることがわかります。


これは、檜山浩治先生のレクチャーです。(ダンスのからくり)

(18)の「左腕に体重を掛ける」トレーニングでは、「ピンクの●印」の部分に、きんにくの力を集中(総力結集)させて、この部分の筋肉を最大限に使うようになります。
(21)の「右腕を押し下げる」トレーニングですが、これを通常のホールド(左腕を左横に伸ばす)で行った場合、左肘は、かなり後ろに引っ張られるハズです。

つまり、檜山先生は、〔B〕の姿勢を「かなり強く推奨している」ことがわかります。
絶対に〔C〕の存在すら、認めていないはずです。

−*−

ここで、極めて面白い...というか、極めて興味深いレクチャーを紹介します。
白石智樹・香織組の「踊るホールド大研究」というレクチャーです。

これは、絶対に絶対に、絶対に!覚えておくべき、「極めて重要」なレクチャーです。


男性の左手で、重要なポイントは3点。
(女性の左手は、空気を相手に、頭の中で同じことをやればいい)

(1)左腕の中指にテンションを持たせる。
(2)掌(てのひら)の親指のつけの膨らんだ部分と、中指っで、相手を掴む感じ。
(3)掌(てのひら)の小指側は、コンタクトさせずに、空間を空けておく。

この3つのポイントを意識しながら、(1)のテンションをキープさせて、「足の裏で地面を踏む時の足の裏の圧力の変化」にあわせて、(2)のコンタクトの強さと、(3)の空間の大きさを、絶妙なタイミングで変化させていきます。

「足の裏で地面を踏む時の足の裏の圧力の変化」に合わせて、絶妙のタイミングで「左腕のコンタクトを変化させる」ことが出来れば、足首や膝に負担を掛けずに、カラダ(上半身)を使った、大きくダイナミックな踊りをすることが可能になります。

このレクチャー、ここまでは、「なるほどな、言われてみればそうだな」みたいな感想になるはずです。 正直、こんなことは、どうでもいい話。

肝心なのは、このレクチャーには、「極めて大きな落とし穴」が潜んでいるということ。
同じように、左腕の掌(てのひら)を使ったとしても、左腕の「ピンクの●印」の部分の力加減によって、(B)にもなるし、(C)にもなる。

左腕前腕の「ピンクの●印」の筋肉の力を入れれば、〔B〕の動きになる。
左腕前腕の「ピンクの●印」の筋肉の力を抜けば、〔C〕の動きになる。

〔B〕のホールドをする人が、このレクチャーを聴けば「なるほどな!」と感じ、
〔C〕のホールドをする人が、このレクチャーを聴けても「なるほどな!」と感じる。
つまり、まったく違う〔B〕〔C〕どちらにも当てはまる、「極めて大きな落とし穴」のあるレクチャーだということです。

ついでに、ここで、「ダンステクニック革命」を見てみましょう。


というふうに、「手首は肘と連動して動く」と書いてある。

つまり、日本の社交ダンス(スタンダード種目)では、(C)のパターン、「左手首が動いて、左肘が動かない」時のカラダの動き(肘-14)〜(肘-15)のような動きは、全く想定されないことです。

日本の社交ダンス(スタンダード)の基本は、〔B〕であり、左肘を後ろに下げた〔B〕の姿勢(左腕テイクバック)から、背中の筋肉を使って左肘を前に押し出すのが、踊り方の基本になっていることが、わかります。

日本の社交ダンスのトッププロの間では、〔C〕は、全く想定されていません。
では、外国人のトッププロは、どうでしょうか??? そこが問題です。
〔B〕〔C〕両方に当てはまるレクチャーなんて、山ほどありますから。。。。。

−*−

上の説明が正しいかどうか、実験によって検証してみましょう。

〔B〕左手首を左肘が一緒に右に回転 (左腕前腕全体を右に回転)
  →左肘が前に出すと、カラダが勢いよく前に出る。


(肘-68)のように、左腕(左肘)を持ち上げます。
左手首と左肘を一緒にに「右に回転(内側に回転、ネジを締める方向)させると、「左肘」と「左手首」は、後ろに下がるハズです。

そこから、そのままの姿勢で、体重を爪先に移していきます。(肘-69)
体重を爪先に移していけば、カラダが前に出そうなものですが、実際は、前に出ません。
「お尻が後ろに抜ける」か、「お腹が突き出て、後ろにぶっ倒れる」か、どちらかになります。


今度は、(肘-61)のように、左手首と左肘を右に回転(内側)に回転させて立ちます。お腹が出て、左肘が後ろに下がって、不格好ですね。

そこで、(肘-62)のように右股関節を、めいっぱい後ろに引き込みます。
「左肘」は、まだ、後ろに下がったままです。

そして、ここからが重要ポイント。 (肘-63)〜(肘-64)のように、右股関節を後ろに引き込んだまま、右手首を少しづつ持ち上げていきます。

頭の中で、右手の前腕(右肘と右手首の間)に、「重さ」を感じながら、右腕を持ち上げて行きます。 「女性が、自分の右腕にぶら下がっているのを、必死に、右腕で支える感じ」です。
そうすると、自然に右の手首は、右に回転(外側に回転)していきます。

右腕の前腕に重さを感じることによって、右股関節が引っ張り出されて、右股関節の上に、上半身が乗ってきます。 (右足〜右股関節〜右ボディで、カラダを支える感覚)

この動き、意外と、面白い動きです。
「これこそが、社交ダンス(スタンダード種目)の極意だ!」・・・とか、言えば、信じる人も多いはずです。
同じことを、買い物かごを使ってやってみましょう。


(肘-71)のように、右足の上に体重をのせ、ヒップを「右足よりも右側」におきます。
右股関節を、めいっぱい後ろに引き込みます。

右腕に、「中身がたくさん入った買い物かご」を持ち、買い物かごを、前に出していきます。
右股関節は、「後ろに引き込む力」と「買い物かごによって前に引っ張り出される力」
が平衡して、最終的には、右股関節は、右足の真上に乗ってきます。
無意識に、左手の手首と左肘は一緒に右に回転します。左肘は、軽く持ち上がります。 それが(肘-73)です。

右腕前腕に「重さ」を感じれば感じるほど、弾力性(バネ)のあるカラダを作ることが出来、大きく動く(大きく踊る)ことが出来るようになリます。

このように「右手に買い物かご」のイメージで、左手を持ち上げると、左手首と左肘が同時に右に回転(内側に回転)します。

これは、「ペンディラム・スウィング」


左腕の筋肉の使い方を、上の実験の時と、比べてみて下さい。


こんどは、当「みらくるダンス実験室」で奨励している〔C〕です。

〔C〕左肘を回転刺せないようにして、左手首だけを右に回転
  →基本的に、左肘は肩よりも後ろに下がらない。
   肩よりも前にある左肘を、後ろに下げようとすると
   カラダが勢いよく前に出る。


この動きは、「人間のカラダの左と右の違い」を最大限に利用した動きです。
左手で牛乳を飲むときのポーズ、通称「みるく・ごっく〜り」が基本になってます。

前のページで紹介している例(ワルツ・スローフォックストロットのスタート例)ですが、肘は後ろには下がりません。




こちらは、女性を想定した動き


これだけ極端なホールド(素足で、支えなしでの自立)においても、左肘が後ろに下がることはありません。
後ろに下がらない左肘を、後ろに引くことによって、カラダを勢いよくを前に出していくことが出来るようになります。

この動きの最大の問題点は、「頭の中では、考えられない動き」だということ。

実際にやってみるまでは、この動きを頭で想像するのは、極めて難しいはずです。
(多くの人は、人間のカラダが、こんな動きをすることすら、言われるまで気付かないはずです。 誰も気付かない動きだからこそ、「みらくるダンス」なのですが...)


《 両方に当てはまるレクチャー  》




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