みらくる・らぼ

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「ロータリー・アク
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「ペンディラム・
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「テイクバック」
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「右腕」は、
 斜めに引こう!
「右手の手首」を
 固定する理由
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「腕を固定する」ということの意味 作成日:2011/09/15、最終改訂日:2012/03/23

§腕-22:まとめと考察

社交ダンス(スタンダード種目)は、腕(肘)を固定して踊る。

では、なぜ、社交ダンスは、腕(肘)を固定して踊るのか?
腕(肘)を固定した方が、「メリットが大きいから」だろう!
・・・・という話になってくる。

中には、腕(肘)を固定すると、踊りにくいけど、「そういう決まりだから、無理矢理に、姿勢を崩さないように、必死に踊ってるんですよ」なんて、言う人もいる。
だけど、そんな踊り方では、ちっとも楽しくないだろう。


ところで、人間は、腕を振って歩くと、大きく歩けるのだろうか?
両手に何も持っていないときは、確かに、腕が前後に動いている。

では、左手に「買い物かご」を持った時はどうか?
右手に「買い物かご」を持った時はどうか?
買い物かごを持つと、歩く歩幅が小さくなるだろうか?
歩くスピードが遅くなるだろうか?
歩く歩幅も、スピードも、「買い物かご」の有無では、ほとんど変わらないはず。

ただし、知らず知らずのうちに、歩き方が変わってくる。
その歩き方の変化は、「買い物かご」を、左手に持ったときと右手で持ったときでは、違ってくる。 しかも、違いに、気付かないところが面白い。

−*−

ところで、「腕(肘)を固定して、2本足で歩く」ということは、どういうことだろうか?
あまりに、単純すぎるので、マジメに考えた人は少ないはずである。

こういうことをマジメに考えるための「面白い実験」がある。

参考にしたのは、
「ビル&ボビー・アービンのダンステクニック / オリバー・ヴェッセル・テルホーン (著), 神元 誠・久子 (翻訳)」という書籍の14ページの写真。

ここでは、この写真だけを参考にして、中身は一切参考にせず、当実験室独自の実験に進みます。


右手の掌(てのひら)で、右骨盤の上部(上の角)を押さえて、骨盤の上部を前に押し出す方向に力を掛けます。

そして、左手の掌(てのひら)で、お腹が飛び出ないように、お腹を押さえ込みます。
難しい日本語で言えば、ヘソの下の「丹田」という部分。 ここを押さえて「腹圧」を掛けます。

この姿勢で、右足でも左足でもいいから、どちらかの足を前に出して、カラダを前に出そうとします。
単純に、止まってる状態から、歩き出そうとする時の動きです。

どうすれば良いでしょう? どうすれば、足が前に出るでしょうか?

答えは2つあります。

(A)は、右の股関節を「後ろに引き込む」ことで、骨盤を前傾させる方法。
(B)は、右の股関節を「前に押し出す」ことで、右骨盤全体を前に出す方法。

どちらの方法でも、足を前に出すことが出来ます。
右足を前に出す時も、左足を前に出す時も、同じです。

(A)の方法でも、(B)の方法でも、足(右足でも左足でも)が前に出て、カラダが前に進んで行きます。

違いはなにか? といえば

 (A)は、「胸(むね)から前に出て、重心が高くなる」ことで
 (B)は、「腰(こし)から前に出て、重心が低くなる」こと。

ほかに、「左腕を持ち上げて固定した時」には、面白い違いが出てきます。

 (A)は、左手首に右回転が掛かり、「フォークを持った時」と似た感覚になる。
 (B)は、左手首に左回転が掛かり、「どんぶりを持って、どんぶりにお湯を注いだ
時」と似た感覚になる。

じゃぁ、
 社交ダンス(スタンダード種目)は、どっちで踊ればいいのか?
というと、
 スタンダード種目は、(A)でも(B)でも、どちらでも踊れる。
好きな方で踊れば良い! ・・・・ということになる。

−*−

ここで、社交ダンス(スタンダード)の基礎について考える際に、極めて重要なチェックポイントを押さえておきたいと思う。


【check point 1】 2つの答えが存在するとき・・・・・

「2つの答えがある」と言われて、思い浮かべるのが、この問題。


簡単な算数(数学?)の問題。
 上の式で、Y(計算式の結果)が「2」の時、X(条件)はいくつか?
という問題。

答えは2つある。 「X=+2」と「X=−2」の2つを答えた人が正解。

社交ダンスで言えば、
「Y」が「綺麗に踊る」という「結果」であり、
「X」が「綺麗に踊るための方法」、「踊り方の基礎条件」と言うことになってくる。

踊り方の基礎が(A)であれ、(B)であれ、姿勢を崩さずに、正しい足形で、踊ることが出来れば、それでいい。

「2つの踊り方がある」とも言えるし、「2つの踊り方しか無い」とも言える。
2つの踊り方のうち、「日常生活におけるカラダの動きで、馴染みやすい方の踊りをすれば良い」ということになる。

一人一人が、(A)(B)両方のメリット・デメリットを比較して、「自分が良いと思う方」を選んで、自分が良いと思う方の踊りをすれば良い。

ここで、チェックすべきなのは、
「日常生活で馴染みやすい方法」として、誰が、どちらの方法を選択しているか?」ということ?

・75才から、敬老会のサークルで、ダンスをはじめる「おばあさん」
・西洋人のトッププロ・ダンサー
・日本人のトッププロ・ダンサー
・日本人のアマチュア・競技ダンサー
・日本人の「社交目的」で集まる、おじちゃん・おばちゃん
・日本人の中高校生(学校教育でダンスを教えるとき)
・左利きの日本人ダンサー

全部同じだろうか? 違うんじゃないか? 踊り方は2つあるのだから。

(A)の踊りを習いたい人は、(A)の踊りをする先生に習えば良い。
(B)の踊りを習いたい人は、(B)の踊りをする先生に習えば良い。

最悪なのは、「社交ダンスに(A)の踊りなど、あり得ない」という主張を譲らず、自分と違う踊り方を断固として認めようとしないプロ教師!!!

「2つの踊り方がある」・・・・というより、「2つの踊り方しか存在しない」のだから、「2つの踊り方の違い」を認めて、両方を比較すればいいのに・・・と思うのだが....
断固として、違いを認めないのが、日本の「社交ダンスのプロ」の世界なのでしょう。


【check point 2】 2つの異なった「モノ」があるとき

人間のカラダは、左右同じように見えても、左と右では違う。

社交ダンス(スタンダード種目)では、相手が右側に立つので、左右対称な動きにならない。 特に女性のホールド(高齢者向けは別として)は、左右対称とは言いがたい。

ここで、チェックすべきなのは、左右で異なる2つのものを使って、どうやって左右のバランスを取るか? という考え方。

社交ダンスで言えば、左右で違う姿勢であり、左右の足を交互に動かしながら、いかにして、左右のバランスを取りながら踊り続けるか?ということ。


これを考える際に、わかりやすいのが、小学生の理科の問題。
オレンジジュースがあって、2つに分ける・・・という問題。

同じ形の「ガラスのコップ」があれば、2人の子供に「平等に分ける」ことは簡単です。 テーブルの上に、コップを2つ並べておいて、ジュースの高さを比較すれば、ジュースを綺麗に2等分することが出来ます。

では、「違う形のコップが2つ」だったら、どうでしょうか?
物理的に、完全に2つに分けることは、不可能です。

そこで、考え方を、根底から変える必要が出てきます。

一人の子供が、「平等だと思う!」ように、ジュースを2つに分けます。
そして、もう一人の子供が、「こっちのほうが多い!」と思う方のコップを選びます。
この方法なら、トラブルは生じないはずです。

これは、「左右均等にカラダ使えば、カラダのバランスが取れる」という考え方を根底から捨て去り、「人間のカラダは、左と右が全然違う」ことを前提とした上で、どうやって「真ん中」(中間バランス)をキープしていくか??? というテーマを追求していくことと同じです。

左と右の違いを的確に把握して、その違いを最大限に利用して、バランスを保ちながら踊る。 そうすると、「カラダ作りの基礎」は変わってくるはずです。

−*−

こういうのを突き詰めていくと、最終的には、
 「社交ダンスに何を求めるか?」
 「社交ダンスはなにが楽しいのか?」
という話になってきます。

結果(Y)よければ、すべてよし!!

「最善の結果(Y)を見て、最善の方法(X)を推測しましょう!」というのが、当「みらくるダンス実験室」の考え方です。

おそらく、(B)の方法は、「ほとんどすべての、右利きの日本人」ならば、誰でも考えつくはずです。 では、(A)の方法は、どうでしょうか??
案外、気がつかないのでは???

日本の社交ダンス(スタンダード)において、(A)の踊り方を説明している本やビデオは「皆無」と言っていいはずです。


《 「他人に教える」ということ  》




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