みらくる・らぼ

〔§腕〕
「腕を固定する」
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ダンスのカラダは
 「作る」もの??
腕を固定して
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「先入観」が
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「腕」が自然に
 浮いてくる!(男性編)
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ヒール(踵)が
持ち上がるタイミング
「ロータリー・アク
 ション」を全面否定!
「ペンディラム・
 スウィング」はナンバ?
「テイクバック」
 という大嘘!
左肘は真横に
 伸ばして固定する?
「右腕」は、
 斜めに引こう!
「右手の手首」を
 固定する理由
まとめと考察
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「腕を固定する」ということの意味 作成日:2012/03/11、最終改訂日:2012/03/13

§腕-17:「ペンディラム・スウィング」はナンバ?


社交ダンス(スタンダード種目)には、「ペンディラム・スウィング」というテクニックがある。英語で書くと Pendulum Swing。 日本語で言うと、「振り子動作」という意味になるらしい。

では、具体的には、カラダのどういう動きを、「ペンディラム・スウィング」と、いうのでしょうか?
ちなみに、日本の社交ダンス(スタンダード種目)では、こんなふうになっている。


これは、白石智樹先生の「ペンディラム・スウィング」(Pendilum Swing)のレクチャーです。

写真を見てわかるとおり、右腕を後方に引いて、最大限に高く持ち上げてます。
そこから、右腕を振り下ろして、前方に持ち上げて行きます。
そうすると、カラダの筋肉が変化するので、「上半身を使ってカラダ全体を動かす」ことが可能になります。 言い換えれば、「上半身を使って踊る」ということ。

ただし、ここで、絶対に、見落としてはいけない「極めて重要な項目」があります。
向上心のある人ならば、誰でも気付く、「素朴な疑問」です。

社交ダンスは、両腕を持ち上げて、固定して踊ります。
少なくとも、「両肘をほとんど動かさない」のが、社交ダンス(スタンダード種目)の基本であるはずです。
少なくとも、男性の右腕は、自分のヘソの前にあり、常に、女性を抱きかかえている状態。 「右腕を後ろから、前方に振り上げる」なんてことは、天地がひっくり返ったとしても、出来るハズが無い!

にも関わらず、上のように「腕を大きく振り上げる動き」が、ダンスの基本動作だということになっている。 これは、極めて不自然だ! いったいどういうことなんだ!?

・・・・ということです。

白石先生の考え方は、根本的に、間違ってるのでは、ないでしょうか?
絶対に絶対に、絶対に・・・・・間違ってると思います。

これ、疑問に感じませんか?

当「みらくるダンス実験室」の原点である、
「腕を振り上げる」よりも「腕を持ち上げて(自然に持ち上がる)固定する」ほうが、いろんな面で大きなメリットがある。 だから、「腕を固定して踊るのだ!」
という発想からスタートした場合、白石先生のレクチャーは、極めて不自然な印象を受けます。 ほんとうに、不思議です。

にも関わらず、なぜ、日本の社交ダンス(スタンダード種目)において、
 「腕を振り上げるのが基礎だけど、それを応用して腕を固定して踊るべし!
という考え方になっているのか???
このあたりを、詳しく、検証してみたいと思います。

−*−

まずは、日本のトッププロの先生による、「ペンディラム・スウィング」をチェックしましょう。
「ペンディラム・スウィング」は、「両足を揃えて、右腕を振り上げた時」の動きが大前提になるものであり、それを無理矢理に「左足を足を動すことを想定して、左腕を持ち上げて行く」時に使おうとすると、いろんな問題を引き起こすことになる。

「両足を固定して右腕を振り上げた時の動き」を想定して、「歩きながら右腕を振り上げる」動きをやっても、大きな矛盾は生じない。

だけど、「両足を固定して右腕を振り上げた時の動き」の想定で、「左腕を振り上げる」動きをやろうとすれ、必ずと言っていいほど、「致命的なボロ」がぞくぞく出てくる。
そして、「致命的なボロ」を補正するために、「複雑な補正」が必要になってくる。

( ゚Д゚) ポカーン

いったい、どういうことなのか??? 詳しく、説明しましょう。


ここで問題です。フェザーステップにおける、「真ん中」の写真で、前に出ている方の足は、右足でしょうか? それとも左足でしょうか?
前に出ている足は、右足ですね。
で、その右足は、「かなり深く沈み込んでいる状態」であり、カラダは右足よりも後方にあります(ここが重要)。

3枚目と4枚目の間に、「カラダが、右足(前足)の上を通過するポイント」が存在するのですが、カラダがそのポイント(右足の真上)に達するまでは、左足(後方に伸ばしている足)のレッグスウィングを行うことができません。

だとすれば、真ん中(3枚目)の写真から、右足の真上に立つポイントまで、カラダを前方へと運んでいくための原動力(エネルギー)というものが必要になってきます。
右膝を深く曲げて、頭を前に突っ込みながら、カラダをさらに沈み込ませれば、カラダは右足の真上に来るでしょうけど、そんなことはしないはず。

では、真ん中の写真の位置から、カラダを前方へ運び、後ろ足をレッグ・スウィングさせるための原動力として、使われているのは、いったい何?? ということになってきます。
それが、「左腕を、前方へ振り上げる動き」ということになりそうです。
実際、真ん中の写真の位置から、左腕を勢いよく「前方へ振り上げる」ことによって、骨盤が「ぶぉぉぉ〜っ!」と、豪快に浮き上がりながら、勢いよく前方へと進んでいきます。 そして、左手首と一緒に、腰が勢いよく前に出て行きます。 

左腰の上に「乗っかっている」左肩は、腰よりも少し遅れて前に出て行きます。
油断するとお腹が出るし、お腹を引っ込めようとすると、ライズするときに左肩に「気持ちの悪い右回転」が掛かってしまう。
これを避けようとすると、右足の下で深く沈み込んでしまい、相手の女性を押し倒すような動きになってしまう。

「左腕を振り上げる動き」をやろうとすると、「極めて難しい」動きになってしまう。

−*−

では、「右腕を振り上げて前に出す時」には、すんなりとうまくいく「ペンディラム・スウィング」が、なぜ「左腕を振り上げて前に出す時」には、うまくいかないのか?
それを考えてみましょう。

人間のカラダは、左と右で違う。
右手でうまくいく動作を、左手に適用させようとすると、必ず無理が生じます。

これは、銭湯の風呂から上がって、扇風機にあたりながら、瓶の牛乳(コーヒー牛乳の時もある)を飲むときのポーズです。 日本人の原点??
いわゆる「みるく・ごっく〜り」の原点は、ここにあります(笑)


「(乳-02)左手で牛乳を飲むとき」も、「(乳-03)右手で牛乳を飲むとき」も、右股関節が後ろに下がって、左の骨盤が前に出ます。 そして左の背中が前に出ます。
左右対称には、なりません。

「右腕を、後ろから前に振り上げる」動きというのは、「みるく・ごっく〜り」で言えば(乳-03)の動作、つまり「右腕を持ち上げて、右腕を顔の前に持ってきて、牛乳を飲むとき」の動きと同じになります。

「後ろにある右腕を、前方に振り上げる」と、右腕で牛乳を飲むときと同じように、「右股関節が後ろの下がろうとする動き」が発生します。
これは、「右肘を前方へ振り上げれば、振り上げるほど、右股関節は後方に下がっていく」ということ。
言い換えれば、右腕を前に振り上げる動作の時には、「右肘・右手首と、右股関節は逆方向に動く」ということを意味します。

従って、右股関節が後ろに下がらないように固定して、右肘を振り上げてやれば、カラダに大きなエネルギーが生まれます。
しかも、左の背中(左肩甲骨の下あたり)が、中央に向かって前に出てきますので、左右の安定感も抜群。
右腕を前方へ振り上げれば振り上げるほど、カラダが安定します。


ところが、「後ろにある左腕を、前方に振り上げる」場合は、話が大きく異なります。
最悪の結果をもたらします。
左腕を振り上げた時、後ろに下がるのは「右股関節」であって、左股関節じゃない!
相対的に、左腕を振り上げた時には、左手首も、左肘も、股関節も、左骨盤、全部いっしょに、前方へ出てくることになります。
左手首・左肘と、左股関節は同方向に動く」ということです。

左腕を前方へ振り上げれば振り上げるほど、最悪な結果をもたらします。

「左腕を振り上げる」動作は、「左肘と左股関節で、どちらが早く前に出るか?」という「チキンレース」をやっているようなもので、カラダが「極めて不安定になって、カラダが前に突っ込んで、ぶっ倒れそうになる」だけです。

従って、右手と同じ感覚で、左肘をめいっぱい後ろに引いて、そこから左肘をめいっぱい前に出したとしても、それがカラダの動きには結びつきません。
「右と左は同じに決まってるだろ! 右と左で違うハズがないだろ!」とか言いながら、右手感覚で左手を使って踊ろうとすると、無意識に、どんどん左腕が後ろに下がっていきます。 (それが、日本の社交ダンスで推奨されている「テイクバック」)

これだけならよいのですが、「左腕を振り上げる」動作は、さらに大きな問題を引き起こします。


片足で立ったときの「みるく・ごっく〜り」です。
「左手で牛乳を飲むポーズ」=「左腕を前方に振り上げる動作」になります。

左足一本足で立つ時(肘-31)は、左足・左股関節が「支点」になります。
「支点の位置」は「物理的に動かない位置」になります。
左手首を持ち上げながら、右足を持ち上げると、右股関節が前に出るので、バランスは崩れません。 片足で立ったときの安定感は「抜群」です。

ところが、右足一本足で立つ時(肘-32)は、右足・右股関節が「支点」になります。
後ろに下がり続ける「右股関節」を支点とした場合、相対的に骨盤全体を前方にし出すことになります。 左骨盤が前傾しますので、左腰が前に押し出されます。
そして、左の背中が前に出るので、肩甲骨より上(肩・両腕・首・頭)は、どんどん前に押し出されます。

本来、「左腕を持ち上げた時」に、後ろに下がるべき「右股関節」を支点にしているため、重心がどんどん「爪先側」へ移動して、カラダが前方にぶっ倒れそうになります。

これは、静止している極めて不安定な姿勢であり、カラダが前方に動いている状態(カラダが等速直線運動)で、「左腕を振り上げる」動作を加えた場合、カラダは「制御不能な前進動作」になります。
(ブレーキの壊れた車で、対向車(=相手)に向かって突進! ぶつかる直前で、左にハンドルを切って(左サイドリード)で衝突を避けようとしてるイメージ)
次の左足が、爪先着地ならば、強いダメージを受けることになるはずです。


かなり、説明が長くなりましたが、「左腕を振り上げる」動きは、問題が多いです。

左腕を振り上げてカラダを前に出す動きが、「ペンディラム・スウィング」だというのであれば、ワルツやスローフォックストロットでは、絶対にペンディラム・スウィング」を使わない方が良い!
ということになります。

理由は、「左腕を振り上げる動作」を絶対禁止扱いにして、「左腕を手前に引く動作」を使った方が、綺麗な「レッグ・スウィング」で、大きく踊ることが出来るからです。

・・・なんか変?? ちっとも変じゃないです。。 ちゃんと説明します。

−*−

右足一本足で立った姿勢(肘-32)で、安定した立ち方をするのは、どうすればよいか???? これを考えて見ましょう。

持ち上げた左腕(左肘)を遠くに伸ばした姿勢で、両足を揃えて立ち、そこから
左腕を手前に引きながら、左足を持ち上げて行けば良い・・・ということになります。
そうすれば、(肘-32)で、綺麗に立つことが出来ます。

これは、当「みらくるダンス実験室」の〔一般編〕にある、「左重心と右重心〜こんなに違うカラダの動き」のセクションで取り上げた実験です。
詳しくは、該当セクションを見て下さい。


左腕で棒を持ち、その棒を手前に引っ張ると、カラダが前に出て行きます。
胸が先に出て、骨盤が遅れて前に出て行きます。 自然に骨盤は前傾します。

右腕で棒を持った時には、この動きは発生しません。
「左腕」で棒を持った時だけに出来る、特有の動きです。
だから、左と右は全然違う!

この動きを、社交ダンス(スタンダード種目)に応用すると、どうなるか?です。

左肘を肩よりも少し低い位置(つまり、社交ダンスのホールド位置)にして、左手でなにかに掴まって(社交ダンスの場合、相手の腕がそれに該当)、「棒を引っ張る動き」をやった場合、ほとんど肘が動さなくても、棒を引っ張るのと同じ「左腕の筋肉の使い方」をするだけで、カラダがどんどん前に出てきます。

左肘・左手首を、微妙な「S字曲線」を描きながら、手前に引っ張ってやると、面白いくらい「軽い力」でカラダが動かすことが可能になります。
腰や足には、ほとんど負担が掛かりません。


これで、説明は十分なのかもしれませんが、この「左腕を手前に引く」という動きには、さらに、面白いことがあります。

それは、左足が前にあるときでも、右足が前にあるときでも、左腕で棒を引っ張れば、カラダが前に出る。ということです。

歩くときの「右足前進+左足前進」という「足の前後運動の1サイクル」において、「棒の前後運動」は2回行われていることです。

「右腕を振り上げる動作」を基本とした「ペンディラム・スウィング」では、足の動き1サイクル(足を前後に一往復)に対して、腕の運動も1サイクル(腕が前後に1往復)です。

ところが、「ペンディラム・スウィング」を忘れて、「左腕を引く動作」を基本とした場合、足の動き1サイクルに対して、腕の動きは2サイクル(腕が前後に2往復)になります。
つまり、「右腕を振り上げる動作」を基本とするか、「左腕を引く動作」を基本とするかによって、腕を使ってリズムを取るときの「周期」(サイクル数)が、「2倍」も違うということになります。

いうまでもなく、「音楽に合わせて踊る」時には、極めて重要な要素です。


これは、「鳩」の動きです。
鳩は、首(というより頭)を前後に動かしながら、歩きます。

鳩の後ろを追いかけてみると、わかりますが、鳩は、人間よりも「速い速度」で歩きます。 人間よりも鳩の方が「圧倒的に足が短い」にも関わらず...です。 

では、鳩の首の前後に動く動きのサイクルは、どうなっているでしょうか?
「右足前進+左足前進」という、足の1サイクルの間に、首は何回前後運動をやっているか? という問題です。
右足着地の時も、左足着地の時も前後運動をやってる。 足1サイクルに対して、首は2サイクルです。

ということは、鳩の歩く動きを人間で言えば、「左腕を引いたときのサイクルと同じ」ということになります。
そうすれば、人間の左腕の動きと、鳩の首がイコールになる。
人間の左腕の動きに、人間の首の動きを連動されると、もっと面白いことになる。
「左腕を手前に引ける位置でホールドして、首を少し左に向ければ良い」

これで、左腕を引く動作と、首・後頭部の動きが、綺麗に連動するようになります。
足の動き1サイクルに対して、左腕の動き2サイクル、首の動き2サイクルです。


話を続けましょう。 こんどは音楽のリズムについてです。

社交ダンスは、左右の足を交互に動かしながら、歩いて行きます。
しばらく、それを忘れます。

「音楽に合わせて、両足で地面を踏む」動きと、「首の反復運動」を連動させます。
両足を揃えて、2回地面を踏み込みます。 そうすると、首の反復運動は、何回発生するか? おそらく2回でしょう。 首が2往復する。

では、右足の片足立ち(左足は浮かせておく)で、右足で2回、地面を踏み込みます。首は2回往復するはずです。 左足の片足立ちでも、左足で2回地面を踏み込めば、首は2回往復する。

じゃぁ、右足で1回地面を踏み、左足で1回地面を踏んだら、首は何往復する?
首は2回往復するはずです。 足の1サイクル(右+左、1回づつ)で、首は2サイクルです。 これは「鳩」の首と同じだし、左腕を引いてカラダを前に出す時のサイクル周期と同じです。


では、足で地面を踏む時と、胸を前後に動かすときのサイクルはどうでしょうか?

「両足で地面を踏む動き」に合わせて「胸を前後に反復運動させる」とき、
両足で地面を2回踏んだら、胸は何回、前後する(何往復する)か?
右足で地面を2回踏んだらどうか?
右足1回・左足1回、合計2回地面を踏んだら、胸は何回前後するか?


これは、意外と面白いテーマかもしれません。
「腕を前方に振り上げる」動きであれば、左右の胸が交互に前後します、
「腕を手前に引く」動きであれば、左右の胸が当時に前後します。

両者は、音楽に合わせて踊る時の、リズム感がまるっきり違います。
この反復運動は、「首・胸・腰 の反復運動 〜上半身でカラダを動かす」のセクションで、詳しく取り上げていきます。

さらに、話を続けます。

左腕を手前に引いて、カラダを前に出す動きは、紹介したとおりですが、「右腕を手前に引くことで、カラダを前に出す」ことは、可能です。
(進-41)→(進-42)のように、右腕を真っ直ぐに引いた時は、カラダは動きません。

だけど、左腰(左股関節)の方向に向けて、斜めに右腕を引いてやれば、カラダは前に進んで行きます。(進-31)→(進-32)
いかにも不思議な動きですが、実際にやってみると、そのとおりになります。


社交ダンス(スタンダード種目)のホールドにおいて、右腕はヘソの前(もしくは、それよりも少し右側)にあります。
この状態で、両足を外旋させて、左股関節を内旋させてやると(左腕で牛乳瓶を飲むポーズをとると、自然にそうなります)、骨盤は少し右側(女性側)を向きます。

そこに、女性の体重が掛かると、どうなるか?
男性は、右腕で女性を支えようとします。
「右腕で女性を支える」は、「自分の方に右腕を引き寄せる」ということ。
このとき、右腕を引き寄せる方向が、自分の左腰(左股関節)の方向であれば、「右腕を引けば引くほど、カラダが前進する」ということになります。

これは、女性を支える力が強ければ強いほど、自分のカラダが前進する。ということを意味します。
(右腕で女性を支えるときに、真っ直ぐに右腰に向かって、右腕を引いて支えたのでは、右腕が痛くなるだけです)

このように、左腕であろうが、右腕であろうが、腕(手首)を、左腰(左股関節)に向かって、自分の方へ引き込んでやれば、簡単にカラダを前進させることが出来ます。

社交ダンスのホールドというのは、非常に巧妙に、考えられてます。
左右の腕を、音楽に合わせて、手前に引き寄せてやれば、どんどんカラダが前に出て行くのですから。

にも関わらず、日本の社交ダンスには、そういう概念が全くない!
理由はわかりません。

おそらく、
「腕を前方に振り上げる」ことが、「ペンディラム・スウィング」であり、「ペンディラム・スウィング」こそが、スウィングダンスの根底を出すモノだから、「腕を手前に引いてカラダを前に出すことなんて、論外だ!
という考え方が根底にあるのだろうと、思われます。

だとすれば、そんなものは、全部忘れてしまったほうがいい。
「腕を引く動き」のほうが、遙かに綺麗に、スウィング・ダンスが踊れるのだから。。。

−*−

最後に、数々の「チャンピオンクラス」の日本のトッププロのレクチャーを、見て見ましょう。
足を前進させる時(カラダを前進させる時)の動作は、「腕を振り上げる動作」になってます。 ほとんど、例外はありません。

左足が前に出す時には、左腕を前に出しながら、左腕を上に振り上げる。
右足が前に出す時には、右腕を前に出しながら、右腕を上に振り上げる。




同じ側の足と手を同時に動かすのですから、この動きは、「ナンバ」と同じです。
「江戸時代までの日本人の動き」と言われている動きです。
(江戸時代の日本人もナンバ歩きしていないという説もある。詳細不明)

腕を「前方に振り上げる」と、腰がどんどん前に出る。
だから、基本的に「腰で踊る」踊りになる。
これに回転動作を加えたものが、社交ダンス(スタンダード種目)の基礎ということなのでしょう。

単刀直入に言えば、「ペンディラム・スウィング」は「ナンバ」である・・・ということになります。

日本の社交ダンス(スタンダード種目)においては、
「腕を手前に引くと、カラダが前に出る」という発想は、全く、ありません。
なぜ、そういう発想が存在しない、さっぱりわかりません。

日本のトッププロが、なぜ、揃いも揃って、こんなもの(ナンバ歩きをベースにしたスウィング・ダンス)にこだわっているのか、まったく理解出来ません。

同じ社交ダンスの「ラテン種目」、特にルンバの女性の左腕、フリーアームについては、「腕を手前に引いて、カラダを動かす」ということが、日常茶飯事に行われているにも関わらず・・・・です。


《 反復運動の周期  》


 社交ダンス(スタンダード種目)は、音楽に合わせて、前後左右に動きます。
一般的な「ダンス」というのは、反復運動が根底にはるはずです。

 ここで疑問がわいてきます。

社交ダンス(スタンダード種目)というは、「左右の足を交互に動かして前後左右に歩く」という動作を、「リズムに合わせて行う」ことなのか?

それとも、「リズムに合わせた反復運動」に、左右の足を交互に使って歩く」という動作をプラスしたものなのか?

どちらなのか? ということです。
この答えは、意外と難しいかも。




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