みらくる・らぼ

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「腕を固定する」ということの意味 作成日:2011/09/14、最終改訂日:2012/03/08

§腕-16:「ロータリーアクション」を全面否定する!

社交ダンス(スタンダード種目)は、男女が向かい合って、前後に進んだり左右に回転したりしながら踊ることになります。実際には、直進(まっすぐ前進)と思われる動きで有っても、ある程度の回転を伴ってます。

日本の社交ダンス(スタンダード種目)の基礎には、「ロータリー・アクション」と呼ばれるものがあるらしい。

「背中の回転運動がフレームから伝わる運動」。
つまり、背中(背骨)を中心として、ボディを回転させると、上半身に「捻れ(ねじれ)」が生じさせ、その際の、背中の回転運動を、向かい合っている相手(パートナー)に伝える・・・ということらしい。


この「ロータリー・アクション」は、「真っ直ぐに両足を揃えた姿勢」が基本になっており、そこから、カラダを左右に捻るときの回転運動によって、足を出す動き・・・ということになります。

−*−

ここでで、トッププロのレクチャーを見て見ましょう

背中に棒を当てて、カラダ回転させる動き。
このレクチャーのほかでも、よく見かける(一般的な)トレーニング方法です。


下が「正しいロータリー・アクション」。
絶対に絶対に、絶対に見逃してはいけない、重要なポイントが潜んでいます。


注目すべきなのは、「肩」と「骨盤」の回転角度の違いです。
具体的には、「胸から上」と「腰から下」との回転量の違いになります。
写真では、「肩」は、左右に90度近く回転しています。
ところが、「骨盤」は、左右に15度くらいしか回転していません。

この回転量の違いを吸収しているのが、「胸と腰との境界」である「胸椎12番」ですね。
人間には「あばら骨」が12本ありますが、その一番下の「あばら骨」。短い「あばら骨」が2本、途中で途切れているはずです。 この高さの背骨(胸椎11〜12番)で、肩と腰の回転角度の差を吸収しています。

ここの「回転角度の差」により、カラダに捻れ(ねじれ)を作ることにより、カラダにパワーを生み出すのが、「ロータリー・アクション」という訳です。

−*−

では、当「みらくるダンス実験室」は、どういう考え方をしているのか??

「ロータリー・アクション」が、カラダを捻るものならば、当実験室では、「ロータリー・アクション」を全面否定します!

( ゚Д゚) ポカーン

そんなこと書いて大丈夫なんだろうか? 大丈夫です。

下の図は、左手で牛乳を飲むポーズ。 通称、「みるく・ごっく〜り」

これを応用すれば、「ロータリー・アクション」は不要になります。
というより、物理的に、「ロータリー・アクション」そのものが、出来なくなってしまいます。

「みるく・ごっく〜り」を応用すれば、背中に棒を挿して回転させる動きをしても、「胸と腰が一緒に動くため、「捻れ(ねじれ)ないカラダ」に、なってしまうからです。
(股関節で、回転を吸収するので、胸椎12番でのねじれは、ほとんど生じない)


左手で牛乳を飲むポーズ(通称「みるく・ごっく〜り」)と取ると、左の骨盤が前傾し、右の股関節がが後ろに下がる。 そして、左の背中が前に出る。
ちなみにこれは、スタンダード種目においては、「男女のボディコンタクトが、強くなる」と言うことを意味します。

ここでは、「牛乳を飲むために、左腕を持ち上げる」のと同等な動きを継続させるために、「左腕に買い物かごをぶら下げる」という方法をとります。
そうすれば、常に「カラダ全体を使って、左手を持ち上げよう!」という動きが働き続けます。


で、今回は、どんな実験をするのか? といえば、ルンバ(ラテン種目)のスパイラル(spiral)です。 左手に買い物かごを持って(←ここが重要)スパイラル!

 スパイラル360度近い回転をしますが、その際カラダが捻れるか? といえば、捻れない。
 
ちなみに、左回転のスパイラル(女性のオープニングアウトからのスパイラル)では、右足を左足の上に交叉させたときに、左の骨盤が前傾して、右股関節が後ろに下がり、左の背中が前に出ます。

 右回転でのスパイラル(女性のロープスピニングに入るときのスパイラル)では、左足を右足の上に交叉させたときに、左の骨盤が前傾して、右股関節が後ろに下がり、左の背中が前に出ます。

 無意識にやっている動作なのですが(これをやらずに、肩でカラダを回転させようとすると、カラダが捻れて、カラダがふらつき、姿勢が低くなっていきます)、どちらも「みるく・ごっく〜り」と同じカラダの動きを伴っています。


では、実験を始めましょう。

 「ロータリー・アクション」(=肩・胸と腰・骨盤の回転量の差を利用して、左右90度、カラダを捻るアクション)を使わずに、「スパイラル」(=カラダを捻らない、左右360度の回転アクション)を使って、カラダの回転動作を起こします。

まず、左腕に「買い物かご」を持ち、右足をクロスして立ちます(螺-31)。
右腕は、後ろに置いておきましょう。(回転後に、右腕が前にくるようにするため)
そこから、カラダを左方向に、一回転(360度回転)させます。


途中段階の後ろを向いている瞬間が(螺-33)で、この姿勢は「普通に両足で立っている姿勢」と同じです。 日本のトッププロ推奨の「ロータリー・アクション」で言えば、背中に棒を挿してカラダを捻らずに「棒立ち」している(螺-12)が、これに該当します。

スパイラル回転の途中の(螺-33)と、棒を背中に挿して棒立ちしている(螺-12)では、腕の筋肉も、背中の筋肉も、股関節周りの筋肉も、全然使い方が違っていることに着目しておいて下さい。 見かけは同じですが、中身が全然違う!!!


そして、360度(よりも少し多めに)回転した姿勢が(螺-35)。
綺麗なバランスを取ったとろうとすると、無意識に右腕は、胸の前に出てきます。

360度回転しても、「胸・胸」と「腰・股関節」の間に、「変な捻れ(ねじれ)」が生じていないことに着目して下さい。 「ロータリー・アクション」とは全然違います。

これが出来たら、今度は、「買い物かご」を持たずに、同じことをやってみて下さい。
「買い物かご」を持たない時は、カラダが「ぶれまくり」、うまく回転出来ないハズ(回転どころの騒ぎじゃない!)です。
左腕に、買い物かごを持つことにより、「左手に牛乳瓶を持つポーズ」、いわゆる「みるく・ごっく〜り」と同じ姿勢が出来、それにより、「360度のスパイラル」が簡単にできるようになります。


今度は、(螺-35)の姿勢から、逆回転してみましょう。
360度、右に回転します。そうすると、元に戻るはずです。


途中段階の後ろを向いた姿勢(螺-43)は、「両足を揃えて立った姿勢」と同じです。

360度プラスαの左回転の姿勢が(螺-45)になります。
この状態は、「背中(上半身)に大きな回転エネルギーを秘めている」状態です。

左腕に買い物かごを持つと、綺麗に回転出来る。
買い物かごなしでは、うまく、回転できない。
右手に買い物かごを持っても、うまく、回転できない。

人間のカラダの左と右の違いを、上手に利用してるからこそ、出来る動作です。

−*−

では、 (螺-35)(螺-45)の姿勢が、「背中(上半身)に大きな回転エネルギーを秘めている」ことを、検証していましょう。

(螺-31)の姿勢から、左回転をかけ(螺-35)ます。 右腕を後ろに回します。
回転の際は、必ず「左足の薬指で地面を押さえて」回転してください。
そうすれば、安定した360度回転(左回転・右回転)が出来ます。

そこから、さらにカラダに左回転を掛けつつ(継続しつつ)、左足を前(斜め前)に出したのが(螺-62)→(螺-63)です。

逆に、カラダに左回転を継続しつつ、右足を後ろに下げたのが(螺-65)になります。


上半身(胸・背中)には、「回転動作のエネルギー」が充満しています。
にも関わらず、上半身は、殆ど捻れ(ねじれ)ません。
常に、左右の中間に、バランスを保った状態での、足の移動ができます。
左の背中が、上半身を押し上げるので、カラダが沈み込むことはありません。

この動き(前進・後退ともに)、ワルツやタンゴの「コントラ・チェック」に似ていますね。

今度は、(螺-35)の状態から、左足では無く、右足を前に出す動きです。
(螺-31)の姿勢から、左回転をかけ(螺-35)ます。 右腕を後ろに回します。
回転の際は、必ず「左足の薬指で地面を押さえて」回転してください。


ここから、強くカラダに、左回転を掛けながら、カラダを前に進めていきます。
そうすると、クロスして後ろにある右足が、勢いよく、前に出てきます。
この場合も、上半身は殆ど捻れません。

これは、「ワルツのリバースターン」に似ています。
本来なら、(螺-71)の姿勢から、背中の筋肉の張り具合を変えないようにして、右足を左足に揃えたところからスタートすればよいのですが、クロスした状態のままの方が、動きが大きくなります。(かなり、強引なリバースターンになりますが。。。)


●まとめと考察

社交ダンス(スタンダード種目)では、男女が向かい合った姿勢での、回転動作が伴います。 直進と思われる動作においても、カラダに回転運動が掛かっています。

この「カラダの回転運動」の基礎を考えるとき、
 「両足を揃えた姿勢を基本にする」のか
 「両足をクロスさせた姿勢を基本にする」のか
これによって、「社交ダンスの基礎」に対する考え方が、大きく変わってきます。

日本の社交ダンスの基礎となっている「ロータリー・アクション」と、当「みらくるダンス実験室」が提唱する「360度のスパイラル」を応用した動き。

両者は、見かけ上は、違いが解りにくいのですがあ、実際に踊ってみると、中身は全然違う!
「背中に棒を持って行うコントラ・チェック」と「左手に買い物かごを持って行うコントラチェック」で、動きが変わることは、容易に想像できると思います。


当「みらくるダンス実験室」が提唱する「360度のスパイラル」こそが、本当の「ロータリー・アクション」であり、日本のトッププロの推奨するのが「偽物のロータリー・アクション」だと言ってしまっても、素人目にはバレないでしょう。

最終的には、イギリス人がやってる踊り方は、どっちだ? という話になる。


《 買い物かごを持って、スパイラル  》


 スパイラル(spiral)は、螺旋(らせん)とか、渦巻き(うずまき)とかいう意味になるらしい(名詞の場合)。 ルンバ・チャチャチャの女性の足形には、スパイラルというのがありますが、スタンダード種目では、馴染みがありませんね。

ましてや、「左手に買い物かごを持ったイメージで行うスパイラル」なんてのは、誰も実感がわかないでしょう。 「買い物ママの社交ダンス!」というキャッチコピーで、ダンスの初心者を募ると、面白そうですね。



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