みらくる・らぼ

〔§段〕
爪先から着地
~踵(ヒール)を踏むと
  カラダが進む
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爪先着地で前進するぞ!
ハイヒールを
階段から外して登る!
階段を登るとき
踵(ヒール)着地で
  階段を登る
爪先着地で
階段を登る
階段での「動きの
  違い」の根底は?
「爪先着地」と
 「骨盤のローリング」
「爪先着地」で
 「中間バランス」
「爪先立ち」から
 踵(ヒール)を踏み込む
「爪先立ち」からの
  前進~左足編~
「爪先立ち」からの
  前進~右足編~
「踵着地」なのに
 「爪先着地」の動き
ハイヒールで
 「最大の歩幅」を稼ぐ!
ハイヒールでの
  「正しい」歩き方
まとめ
~さらなる実験への布石
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爪先から着地 ~踵を踏むとカラダが進む 作成日:2012/10/17、最終改訂日:2012/10/23

§段-07:「爪先着地」で「中間バランス」


社交ダンスのスタンダード種目(タンゴを除く)には、
  両足の爪先で立った姿勢から、できるだけ大きく前進する
という動きが、存在します。

実際、「両足爪先立ち」の姿勢から、どうやって大きく進むか? というのが「社交ダンス(スタンダード種目、タンゴを除く)の特徴とも言えますし、これを上手にこなせるかどうかが、社交ダンスの上手下手を左右するとも言えます。

社交ダンスの専門用語で言えば、「T(トォ)→H(ヒール)」のフットワーク。
難しく考えない方が良いです。

外見上は「非常に単純で、誰でも出来そうな動き」なので、是非、やってみてください。 今まで気づかなかった、いろんなことが、わかってくるはずです。



この実験をやる時は、「社交ダンスの実験」であることを、綺麗に忘れる。
腕の位置も、足の位置も、前後のバランスも、そんなものは、どうでもいい。

ともかく、

  両足の爪先で立ったところから、後ろ足をできるだけ遠くに出す。
  ただし走ってはいけない。片足もしくは両足が、必ず地面に接地していること。

ということだけを考える。 条件はそれだけ。

ともかく、足を遠くに出して、カラダを前に進めれば良い・・・・それだけを考える。

そんなの誰でもできる。
簡単といえば簡単な話・・・・だけど、簡単なようで意外と難しい。

結論から言えば、。上の図【爪-21】【爪-61】のように、
両足爪先立ちで、両足の中間に立ち、そこから、「踵(ヒール)を降ろしながら、カラダを前に進める」、そこから後ろ足を前に出していけばいい。
これが、一番スマートで、かつ無駄がない動きであるはず。(次のページで、詳しく説明します)

でも、この「中間バランスからの前進」は、やってみると、意外と難しい。

−*−

実際、社交ダンスの中で「初心者」がやろうとすると、どういうふうになるか?
「初心者」の場合は、こういうふうになりやすい! というのが下の図。

これはこれで楽しいだろうし、かなりエネルギーを使う上に、下半身が鍛えられるので、ダイエットやトレーニング目的にはいいかもしれない。


両足の中間に立つ(中間バランス)だけなら難しくないのですが、両足の中間での「両足爪先立ち」から、カラダを前に進めていくことが、意外と難しい。

なので、どうしても、後ろ足に体重をのせたところから、カラダに勢いをつけて、惰力(専門用語で「等速直線運動」ともいう)で、カラダを前方へと進めようとする。
後ろ足で立って、太股を持ち上げた時には、この際、カラダ(上半身)が、前に倒れようとするので、カラダの傾きによる動きも併用している。

言い方を変えるならば、「内力(筋力)を使った前進」と「外力(重力)を使った前進」の両方を絶妙に使いこなした高度な動き・・・ということになる。


ちなみに、内力(筋力)と外力(重力)の違いは、「錯覚のスポーツ身体学/木寺英史」がわかりやすい。


こちらは「内力(筋力)を使った前進」
まず、膝と足首を曲げる。 そこから、膝と足首を伸ばす時の筋肉の力によって、カラダを前方に進める方法。


こちらは「外力(重力)を使った前進」
カラダを前に倒すと、頭が前に倒れてくる。
そうすると、無意識に足が出てくる。 結果的に、カラダは前に進む。


(初-11)〜(初-14)は、この両方を使った動きになります。

ところが、一番最初に紹介した「中間バランスでの爪先立ちからの前進」(爪-21)〜(爪-25)、(爪-61)〜(爪-65)は、このどちらの動きも使っていない。
これは、「内力(筋力)」も「外力(重力)」も使わなくても、カラダを前に進めることができるということを意味します。

これについて次ページで、詳しく検証してみたいと思います。




−*−*−*−余談−*−*−参考−*−*−余談−*−*−*−

〔参考〕 社交ダンスの姿勢を、簡単に作るための練習方法

社交ダンス(スタンダード種目)の姿勢(ホールド)の作り方は、いろんな人が説明しています。 初心者は下を向いたり、背中が曲がったりします。
この練習をすれば、比較的に簡単に、社交ダンスのホールドを作ることができます。

ただし、当「みらくるダンス実験室」では、この方法は、お勧めしません!

これと似通った練習方法を推奨している社交ダンス教室があるかもしれませんが、
当「みらくるダンス実験室」では、「やってはいけない悪い例」として、掲載します。



この練習方法は、「太股を持ち上げて、片足(軸足)の上で立つこと」を基本としています。
実際、こうすれば、姿勢は崩れませんし、背中も丸くなりません。


この4つのパターンを覚えておけば、音楽のリズムに合わせて、太股と踵を持ち上げたり降ろしたりすれば、音楽に合わせて前後左右に動くことができます。

この4つのパターンを覚えておけば、姿勢を崩さずに、社交ダンス(スタンダード種目)の数々のステップ(フィガー、足形)を、「確実」に、踊ることができます。


社交ダンス(スタンダード種目)を、手っ取り早く覚えて、短期間でいろいろなステップ(足形)をこなすには、この練習方法が有効だと思います。

だたし、これが、本当の「社交ダンスの基礎」なのか?といえば、疑問が残ります。
少なくとも、当「みらくるダンス実験室」では、このような練習方法を、全面的に否定します。

《 社交ダンスの「ライズ」と「ロア」 》

左右両方ともに、爪先立ちで、大きく足を広げる。
カラダを両足の真ん中に置く。
大きく足を広げることが出来る。

そこから、カラダを大きく前に進めていく。

この動きは、社交ダンスで言う、ライズからロアへの変化に該当するはずです。


社交ダンスは、高い姿勢になることを「ライズ」、低い姿勢になることを「ロア」と言いますし、そう習います。

高い姿勢になるときは、足首と膝を伸ばせばいい。
低い姿勢になるときは、足首と膝を曲げればいい。

初心者的な解釈では、それで良いかもしれませんが、実際の社交ダンスにおいては、もっともっと深い意味がありそうです。

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