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みるく・ごっく~り ~左重心での社交ダンス |
作成日:2011/02/19、最終改訂日:2011/05/05 |
§み-11:「基礎が変わる」と「ホールドが変わる」
「みるく・ごっく〜り」、左手で牛乳を飲むポース。
これによって、なにが変わってくるのでしょうか?
「みるく・ごっく〜り」による、「想定外のカラダの動き」とは、なんでしょうか?
まずは、社交ダンス(スタンダード種目)の基本姿勢、社交ダンスの「ホールド」について考えてみましょう。
「ホールドの基礎」というより、「立ち方の基礎」に対する考え方が変わってくれば、そこから始まる「すべてのカラダの動き」に対する考え方が変わってくるはずです。
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これは、社交ダンスの雑誌などで紹介されている、「正しいホールドの作り方」です。
日本のトッププロの講座でも、このように説明されています。
(乳-10)が、社交ダンス(スタンダード種目)の正しいホールドとされています。
で、それを作るための方法がいくつかあります。
図の左(乳-11)は、両腕を外旋させてから、両肘を折り曲げていく方法。
図の右(乳-12)は、両肘を横に伸ばし、中指と中指をくっつけたところから、両肘を伸ばして行く方法。
そして、もう一つが(乳-13)「初心者用の姿勢矯正器具」を付ける方法。
いずれも(乳-01)のように「両腕を降ろした時の、背中の状態」を基本姿勢として、それを変化させないように、両腕を持ち上げて、ホールドを作ります。
下の図でいえば、(乳-29)のように「積み木を重ねて立つイメージ」こそが、日本の社交ダンス界における、「正しいホールド」という扱いになっています。
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ところが、当「みらくるダンス実験室」では、この考え方(ホールド作り)を全面的に否定します。
つまり、「左腕で牛乳を飲むポーズ」「みるく・ごっく〜り」(乳-02)こそが、社交ダンスの「ホールドの基礎」「ホールドの原点」であるという考え方が、「みらくるダンス実験室」の考え方になります。
(乳-02)=(乳-21)=「みるく・ごっく〜り」と同じように、「左の背中が前に出て、右の股関節が後ろに下がる」。 これをベースにして、社交ダンスのホールドを作っていくとどうなるか?
この姿勢を崩さずに、社交ダンスを踊ると、どうなるか?
男性のホールド(乳-22)の両腕の位置は、(乳-22)と大差ありません。
背中の筋肉や、股関節の引き具合を、極力買えないようにして、両手首の位置を動かしてやれば、男性のホールドが出来上がります。
牛乳を飲むときには、お腹が出てしまいますが、お腹をへっこめればOKです。
カラダが引き締まります。
女性のホールド(乳-23)は、男性のホールド(乳-22)とは、かなり違うような印象を受けますが、背中の筋肉の使い方は殆どおなじです。
女性のホールドを作る際には、左腕・左手首と「右股関節」の筋肉の張り具合を変えないように細心の注意を払いながら、右足を真横にめいっぱい伸ばしていけば、自然と左腕・右腕が動いて、綺麗な女性のホールドが出来上がります。
いずれも、「左の背中が前に出て、右の股関節が後ろに下がる」姿勢をキープしています。
これで作ったホールドは、(乳-29)のような「積み木を重ねたイメージ」には、絶対になりません!
つまり、一般的な「日本の社交ダンスの常識」とは全く違ったホールドの概念になっているということです。
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では、両者では、どこが違うのでしょうか?
根本的に、重心軸の考え方が違います。
「みるく・ごっく〜り」をベースにした場合、「足の上に股関節を乗せない立ち方」「足の上から股関節を外す立ち方」になります。(乳-31)→(乳-32)
「日本の社交ダンスの常識」では、「足の上に股関節を乗せて立つ」ことが基本中の基本になっているはずです。(乳-33)→(乳-34)
このあたりの違いを、少しづつ検証していきたいと思います。
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《 見かけは同じでも・・・ 》
ホールドの作り方は、(乳-29)のように「積み木を積み重ねたイメージ」のホールドでも、(乳-21)のように「みるく・ごっく〜り」をベースにしたホールドでも、外見上は、ほとんど同じように見えます。
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