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爪先から着地 ~踵を踏むとカラダが進む |
作成日:2012/10/17、最終改訂日:2012/10/24 |
§段-08:爪先立ちから、踵(ヒール)を踏み込む
社交ダンス(スタンダード種目)は、走ってはいけません。
片足、もしくは両足が、地面に接地している必要があります。
「両足を宙に浮かしてはいけない」という条件で、できるだけ大きく進むには、どうしたら良いか??
足を大きく前後に開いて両足ともに「爪先立ち」で立ち、
そこから前足の踵を踏みつける。 そうすると、カラダを前に出ていく。
という方法があります。 実際には、こんな感じです。
この方法は、今まで紹介してきた
「階段の角に爪先をつけて、踵を強く踏みこんで、階段を登る方法」
と似ている部分がたくさんあります。
軽く「おさらい」してみると、
たとえば、前後の重心バランスは、
「階段の角に爪先をつけて、踵を強く踏みつけて、階段を登る方法」での重心位置は、前足と後ろ足の中間でした。(軸足の上にカラダを乗せない)
また、足に掛かる筋肉の動き(太股の内旋・外旋と前後どちらに動こうとするか)についても、
「階段の角に爪先をつけて、踵を強く踏みつけて、階段を登る方法」では、左右どちらの足でも、「太股を後ろに引く」動作によって、左の背中を前に出して、カラダを前(実際には斜め上)に進めてました。
それと同時に左右の太股の回転方向(外旋、内旋)が、左右の足で違っていました
では、
足を大きく前後に開いて両足ともに「爪先立ち」で立ち、
そこから前足の踵を踏みつける。 そうすると、カラダを前に出ていく。
という、動きにおいては、どうでしょうか?
実際、階段を登るときと、ほとんど同じになります。
左足と右足では、内旋・外旋が異なりますから、骨盤と腰の動きは異なります。
「どうして、こんなに違うの!」と思えるくらい、左右で異なった動きをします。
次のページで、詳しく見てみてみましょう。
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《 最適な「腕の位置」は、何処? 》
「両足ともに爪先立ち」から、カラダを前進させるとき、腕は何処にあったほうが、良いのでしょうか?
腕が「ここだ!」という位置にあると、カラダを大きく前進させることが出来ます。 腕の位置が悪いとうまくいきません。
では、
腕は、下に降ろした方がいい?
肘を横に貼った方がいい?
歩く時のように、腕を前後に振った方がいい?
いろいろと試行錯誤をしてみると面白いです。
イラストの腕の位置が「最適」になります。
つまり、試せば試すほど、
「両足ともに爪先立ち」からカラダを前進させる際の「もっとも合理的な位置」と、「社交ダンス(スタンダード種目)の男性のホールド(腕の位置)」が、近づいてくることに気づきます。
もっとも合理的な腕の位置を研究していたら、社交ダンスのホールドになりました・・・みたいな感じです。
こういうのって、面白いですね。。
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