| -
|
ネコの動きと人間の動き~腕に重心を乗せるて立つ |
作成日:2014/09/10、最終改訂日:2014/09/12 |
§猫-00:ネコの重心は、前足の上にある
このセクションは、ネコのお話。
■ ネコの重心は、前足の上にある
4本足のネコと、2本足の人間。 「動きが同じ」であろうはずがない。
根本的に、ネコと人間とは、重心の位置が違うはずです。
ところが・・・
ネコの動きを観察していると、意外と「面白い」ことがわかってきます。
ネコの前足は5本指(+小指側に謎の肉球)で、後ろ足は4本指。
前足(人間の腕に相当)が主役です。
4本足の動物の重心は、前足の上(肩甲骨あたり)にあります。
■ 前足(腕〜手首)に、重心(体重)を掛けてみよう!
少し、ネコのマネをして、掌(てのひら)で、机の角を押しつけて、前足(腕)に体重を掛けてみると、おもしろい事がわかります。
体重の掛け方によって、2種類の姿勢、2種類の腰の動きをすることができます。
【猫-31】のように、「掌(てのひら)の小指側で、(自分の体重を掛けながら)机の角を押しつけると、腰が後ろに引けて、左右の肩甲骨は外側に開きます。
机を押すときの重心感覚は、「肩甲骨の下(胸椎6番)あたりに重心があるような感じ」になります。
そのまま垂直にボディを起こすと、肘は斜め前、掌(てのひら)は下向きになります。
一方、 【猫-21】のように、「掌(てのひら)の親指側で、(自分の体重を掛けながら)机の角を押しつけると、腰の骨がどんどん、前に押し出されてきて、左右の肩甲骨は中央(背骨)に引き寄せられるような感じになります。
机を押すときの重心感覚は、「腰(こし)に重心があるような、どっしりした感じ」になります。(ネコのように、重心が前足の上に来ない)
そのまま垂直にボディを起こすと、肘は真横、掌(てのひら)は上向きになります。
■ 社交ダンスの「基本の立ち方」は、どっち?
社交ダンスの「基本の立ち方」。トッププロのレクチャーを見てみましょう。
なんと、全く、正反対!
いったい、どうなっているのでしょうか??
人間様!?が、机の角に手を付いただけでも、このような違いがあるわけで...
社交ダンスの「基本の立ち方」も、先生によって、全然ちがうわけで....
ならば、論より証拠!
少しネコの動きを観察してみる必要がありそうです。
「ネコの前足(腕)の使い方は、どうなってるんだ?」
「ネコって、ふだん、どんな歩き方をしてるんだ?」
そのあたりを含めて、話を進めていきましょう。
|
《 ネコは、喋らないけれど・・・・ 》
ネコが言葉を喋れるならば、
「おぃ!ネコよ。
おまえは、どんなボディの使い方をしているんだ?」
そんな質問をしてみたい気がします。
でも、ネコは喋れません。
でも、観察すべきポイントを、絞り込んで、ネコの動きを観察して、それをマネをしてみることで、参考になることが、たくさん発見される思います。
好奇心・探究心・・・・ これこそが、上達の第一歩!
そう思います。
|
|
|
background="../../png-body/back10.png" |