みらくる・らぼ

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左重心と右重心
~こんなに違う
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「棒」を使って
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「棒」に掴まって
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「棒」に掴まって
  椅子に座る
「棒」を引いて
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~飛脚の棒は右手?左手?
「棒」を持って
  足を横に伸ばす
「棒」を背中に挿し
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左重心と右重心 ~こんなに違うカラダの動き 作成日:2011/09/10、最終改訂日:2014/09/11

§棒-02:「棒」に掴まって椅子に座る

今回は「棒に掴まって」立ち上がる動きの逆、「椅子に座る動き」です。


●左手に棒を持って、椅子に座る(棒は左サイド)


左に棒を持って、腰を落とし始める時【降-12)では、背中が地面に垂直になって、背中は踵よりも後ろに位置します。
言い換えれば、、重心(カラダの中心)が踵(かかと)の上にあることになります。

途中の【降-13)では、背中は前に傾きますが、カラダの重心は踵の上か、もしくは踵よりも後ろに位置します。

どこにも繋がっていない棒とはいえ(例えゼログラムの架空の棒であっても)、「棒を握る手の感覚」によって、この重心感覚を作り出すことができます。

椅子に座った直後【降-14)には、背中は地面に垂直になっています。


●左サイドに棒をおき、右手に棒を持って、椅子に座る


棒を右手に持って、左サイド(左胸〜左腰の前)に置いた時も、ほぼ「左手で棒を持った時」と同様な動きになります。

腰掛ける途中【降-22)〜【降-23)での重心位置は、踵の上、もしくは踵よりも後ろになります。


●右手に棒を持って、椅子に座る(棒は右サイド)


右手に棒を持った時には、腰を落とし始める時【降-32)には、重心が前に出てきて、爪先側にカラダの重みがかかります。
骨盤が後ろに下がるので、背中は前に傾斜して、頭が前に出てきます。

椅子に座った直後【降-34)では、背中は前傾しています。


●右サイドに棒をおき、左手に棒を持って、椅子に座る


棒を右サイド(右胸〜右腰の前方)に置いた時も、右手で棒を持った時と、ほとんど同じ動きになります。

腰掛ける途中【降-42)〜【降-43)での重心位置は、爪先側に移動。カラダの重みがすべて、足の爪先側にかかることになります。


●まとめ

左手で棒を持った時(棒を左サイドに置いた時)の重心感覚は、「踵、もしくは踵よりも後ろ」になり、背中はできる限り「垂直な状態」を保とうとします。

 右手で棒を持った時(棒を右サイドに置いた時)の重心感覚は、「爪先、あるいは拇指球の真上」あたりになります。 頭が前に出て、すぐに背中は前傾し始めます。

重さゼログラムの架空の棒を持って、座る動作をした場合でもこの違いは現れます。(不思議ですね)

日常生活の中では、背中が垂直を保とうと、背中が前傾しようと、支障はありません。でも、 社交ダンスには「ロア(lower)」という動作があります。

踵を浮かせた状態から、【降-12)【降-32)へと、姿勢を変化させます。
この時の重心位置が、「踵の上」にあるのか、「爪先の上」にあるのか、この違いは極めて重要です。
なぜなら、片方の足を前(もしくは後ろ)に動かす際に、カラダが「踵の上」に居るのと「爪先の上」に居るのとは、まったく「動きの基礎」が異なってくるからです。



《 正面を向いたまま「座る」動き 》

日常生活の中に、椅子に座る(腰掛ける)動きは、たくさんあります。

実際に、椅子に座るときの動きは、
・正面を向いたまま(視線を正面に向けたまま)座るのか?
・左を向いて左骨盤から座るのか?
・右を向いて右骨盤から座るのか?
どれでしょうか。

無意識なので、わかりづらいのですが、左を向いて座るときには、左手で棒を掴んで座るときと、似たような動きになるはずです。

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