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左重心と右重心 ~こんなに違うカラダの動き |
作成日:2011/08/11、最終改訂日:2011/08/11 |
§棒-04:「棒」を引いて前進する(右)
今度は、右手で同じことをやってみましょう。
【進-06】のように、左足(後ろ足)の上にカラダを置いて、右手でロープを引っ張ります。 どうなるか? 早速やってみましょう!
左手で引っ張ったときと同じように、カラダが前に進むかと思えば、そうならず。
【進-07】のように、カラダ全体が硬直して、カラダ全体が頭から前方にぶっ倒れて行きます。
「非常に情けない」というか「最悪パターン」というか、ともかく、ロープを引っ張っても、カラダを前に進めることは出来ません。
右手にロープは、「綱引き」のように、
「ロープを引っ張られても、カラダが前に出ない」
ときには、最高の結果が得られそうですが、
「ロープを引っ張って、カラダを前に出す」
ときには、最悪の結果になってしまうようです。
明らかに、「左」と「右」が違うことが、確認できると思います。
では、【進-08】のように「太い棒」を引っ張った時は? というと・・・・
棒だけが後ろに動いて、カラダは動きません。
このように、左足が前の時【進-45】→【進-46】でも、右足が前の時【進-41】→【進-42】でも同様に、カラダを前に進めることは出来ません。
左手で棒を持った時(架空の棒を持った時でもOK)には、棒を引っ張るだけでボディを前に進めること出来たのですが、右手で棒を持った時には、それが出来ないことが、確認できます。
−*−
では、右手で棒を持った時には、いったいどうすれば、カラダを前に進めることができるのでしょうか?
答えは、
「左手で、左腰を前に押し出しながら、右手で棒を引っ張る」
が正解です。 こうすれば、カラダを前に進めることができます。
右足が前・左足が後ろのパターンです。
左腰を、前に押し出してやると、「右の骨盤」が勢いよく前に出てきます。
「右の骨盤」が勢いよく前に出てくれば、カラダは前に進んでいきます。
「骨盤の上に上半身をのせておけば、骨盤と一緒に、カラダ全体が前に進んでいく」という動きになります。
こちらは、左足が前・右足が後ろのパターンです。
ほとんど、どちらの足が前足の時でも、左腕で、左腰を前に押し出してやれば、ボディは前に進んでいきます。
−*−
「腕を下ろして歩く」時の動きをみてみましょう
「後ろ足の上に立ったポイント」からスタートすることは出来ません。
両足を開いて、両足の真ん中に、カラダがあるポイント。
(日本の社交ダンスでは、このポイントを「中間バランス」と呼んでいます)
このポイントが、非常に重要なポイントであり、スタートもこのポイントからになります。
まず、【進-90】のように両足の真ん中に立ちます。
次に、【進-91】前足側にウエイトを掛けていきます。
左腰が前に出ます。そうすると、右骨盤が勢いよく前に出て行きます。
上半身は、腰・骨盤の上にのせておきます。
骨盤が前に進めば、カラダ全体が前に進んでいきます。
【進-92】では、カラダ全体が、軸足の上に乗り込んだところで、後ろ足を前に出します。
【進-93】では、後ろ足にウエイトがかかります。 足首と膝を使って、カラダ全体を前方向に送り出します。 日本の社交ダンスでは、これを「送り足」と呼んでます。
そして、両足の中間にカラダが来たポイント【進-94】が、ゴールになります。
逆の足でも同じです。 両足を開いたところから、両足を開いたところへの動きが、基本になってきます。
■ まとめ
右手で棒を引っ張るときの動きは、非常に「直感的」です。
「骨盤が前に出れば、カラダ全体が前に出る」というのが、「動きの基礎」になっているからです。
骨盤を勢いよく、強い力で前に出せば、カラダ全体が、力強く前に出る」
カラダ全体を大きく前進させるためには、骨盤を大きく前進させればいいわけで、そのためには、筋肉を強化すればいい・・・ということになります。
軸足側の足の上に体重が乗り込みます。 従って、左右の重心感覚は、常に左右に動きます。 左右に重心感覚が移動し、カラダじゅうの力で地面を踏みしめることで、「パワー全開で動いている」という充実感が得られます。
また、両足の真ん中に立っているポイントを、「中間バランス」といって、このポイントが、重要視されています。
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《 綱引きは、左右どちらが有利なのか? 》
。「綱引き」というスポーツがあります。
お互いのチームが向かい合って、一本の縄を引っ張り合います。
「綱を左側において引っ張る」のと、「綱を右側において引っ張る人」のでは、動きの違いがあるはずです。
「綱を引っ張っているとき」には、どちらの方が「引っ張る力」が強いのか?
「瞬発的に、綱を引っ張られて負けそうなとき」には、どちらの方が「粘り」があるのか?
左右で、いろいろ比較してみると、おもしろいかもしれません。
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