みらくる・らぼ

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左重心と右重心 ~こんなに違うカラダの動き 作成日:2011/08/11、最終改訂日:2011/08/11

§棒-03:「棒」を引いて前進する(左)

今回は、「カラダを前に進める」時の動きを、実験します。

まず、どんな動きになるのか、頭で考えます。
次に、実際に試してみます。
頭で考えた動きと、実際の動きが、完全に一致していれば「正解」です。

左と右で異なった動きになるので、必ず、最初は「左手」でやってください。


右足の上にカラダを乗せて、左足の爪先を思いっきり前方に伸ばします。

【進-01】のように、左手でロープを掴み、「綱引き」の要領で、ロープを力強く、引っ張ります。 腰が前に出ないように、思いっきり股関節を後ろに引いておきます。

ロープは壁に固定されており、どれだけ強く引っ張っても動きませんので、ロープを引っ張れば、カラダが前に出てきます。
この動きは、想像できるはずだし、実際には、想像どうりの動きになります。

次は、ロープの代わりに、どこにも固定していない「太い棒」を引っ張るとどうなるか? これが【進-02】です。
左股関節(棒を持っている側の股関節)をめいっぱい後ろに引いて、椅子に座るくらいお尻を後ろに下げます。

頭で考えると、「後ろにぶっ倒れるんじゃないか?」と想像するのですが、実際にやってみると、「左手で棒に掴まっていれば、後ろにぶっ倒れることはありません」。
「どこにも繋がっていない棒」であっても、後ろにぶっ倒れることはありません。

最後は、「見えない細い糸」というか「棒を持っているつもり」【進-03】です。
実際に棒を持っていなくても、左手(←これが重要)で見えない糸を引っ張ろうとするとする動きだけで、ボディが前に出てきます。

−*−

では、実際に試してみましょう。


左足が前・右足が後ろのパターンです。

左足の爪先を出来る限り前に出して、カラダを後ろ足の上にのせます。
というより「これ以上後ろに下がれない!」というところまで、カラダを後ろに持って行きます。 股関節を下げ、右の骨盤を出来るだけ後ろに下げます。

「斜め右後方の椅子に座るイメージ」を頭に浮かべます。
「俺は、椅子に座りたいのであって、俺のカラダは、絶対に絶対に、前に出たくないのだ!」と叫びながら、左手に持った棒を引っ張ります。

いくら叫んでも、左手の棒を引っ張れば、カラダは前に進んでいきます【進-14】。


今度は、右足が前・左足が後ろのパターンです。

これも、ほとんど同じ結果になります。
「俺のカラダは、絶対に絶対に、前に出たくないのだ!」という意識で、左股関節を後ろに下げれば下げるほど、カラダは勢いよく前へ進んでいきます【進-24】


最後に、右手で棒を持ち、左の腰(左サイド)に、棒を置いた場合です。
これも同様。 左足が前でも右足が前でも、同じ結果になります。

「俺のカラダは、絶対に絶対に、前に出たくないのだ!」という意識で、左股関節を後ろに下げれば下げるほど、カラダは勢いよく前へ進んでいきます。
左足が前の【進-35】→【進-36】、右足が前の【進-31】→【進-32】、いずれも結果は同じです。


このように、左手に棒(ロープ)を持って、棒(ロープ)を引っ張るイメージで、左手を動かせば、カラダを前に進めることが出来ます。
腰を前に出そうとか、足首・膝を使ってカラダを前に出そうとか、そんなことを考える必要はありません。 ただただ、頭の中で「左手で棒を引っ張れる」ことをイメージすればOKです。

−*−

これは、手を下ろした時の動きです。

静かに立って、腰を絶対に前に出さない。骨盤を絶対に前に出さない。
(隠しテクニックとして、左肘を動かさないようにして、左手首だけを右に回転)

左手で棒を持った時と同じ動きが、出来ればOKです。



こちらは、左足が前の時。


こちらは、右足が前の時。

どちらも、「後ろ足の上にカラダを置いて、前足の爪先を出来るだけ前に伸ばした状態」が、スタートポイントになります。
ここから、絶対に骨盤を動かそうとせず、静かに立ち、頭の中で「左手でロープを引っ張る」ことをイメージすればOKです。

なお、日本の社交ダンスにおいては、【進-82】【進-87】のように、両足の中間をカラダが通過するポイントを重要視する先生が、たくさんいらっしゃいます。
でも、これは、単なる通過点であり、意識する必要など、まったくありません。


■ まとめ

 左手で、棒を引っ張るイメージで前に出ようとする時には、「腰を前に出してはいけない!」とか「骨盤を前に出してはいけない!」という意識が重要だったりする。

 「腰を前に出そう!」とか「骨盤を前に出そう!」とか、そういう意識は不要・・・どころか、カラダが前に出る動きを邪魔をする結果になってしまう。

 人間は、カラダを前に出す時に、どうしても「腰を前に出そう」「骨盤を前に出そう!」という意識が働いてしまう。
 じゃぁ、そういう意識を完全に抜き去るには、どうするか?
「目を閉じて、心を無にする」 これが一番。

えっ、嘘だろうって? 目を閉じて、カラダの力を抜いて立つと、「腰を前に出そう」「骨盤を前に出そう!」という意識が消えると思います。
かなり、個人差が、ありそうですが。。。。


《 どこの筋肉を使っているのか? 》

人間のカラダには、たくさんの筋肉があります。
そして、いろいろな名前が付いています。

では、ここで問題です。

このページで紹介している「左手で棒を引っ張ると、カラダが前に出る!」動きの中で、使っている筋肉は、どこの筋肉でしょうか? なんという筋肉でしょうか?

手首の筋肉も、腕の筋肉も、背中の筋肉も、股関節周りの筋肉も、腰の筋肉も、下半身の筋肉も、ほとんど使ってないんですよね。

名前のついている筋肉は、おそらく、どこも使ってない。
じゃぁ、どこの筋肉を使ってる??? 不思議です。。


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