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左の手首がパワーを生み出す ~肘と手首の関係 |
作成日:2011/08/13、最終改訂日:2011/08/13 |
§9-00:誰も気づかない不思議な動き!
このセクションは、社交ダンスから離れて
「左の手首がパワーを生み出す〜左右の肘と手首の関係」
というテーマでスタートしたいと思います。
トップページにある図を見ると、左右の腕の動きの違いがわかります。
・洋食のナイフとフォークで食事をするときの、左右の肘の動き。
・ペットボトルのジュースを飲むときの、左右の肘の動き。
どちらにも共通する点として、 ・右肘は、手首と一緒に大きく動く。
・左肘は下を向けたまま、あまり動かない。
というのがあります。
では、左右の手に「棒を持つ」だけで、人間のカラダ全体に、このような違いが生ずるのでしょうか?
まず、ペットボトルのジュースを飲むときの動きを比較してみましょう。
これは、実際にペットボトルのお茶を飲むときの肘と手首の動きです。
ペットボトルを口に運ぶときには、手首を「内側に回転」させる必要があります。
手首を内側に回転させるとき、肘はどうなるか?
手首と一緒に肘も一緒に回転するのか、それとも手首だけ回転するのか?
左手の場合は、手首だけが回転し、肘はほとんど持ち上がりません。
右手の場合は、手首と肘が同時に内側に回転し、肘は持ち上がります。
−*−
今度は、洋食のナイフとフォーク
なぜ、洋食の時は、フォークを右手に持ったり左手に持ったりするのでしょうか?
洋食の時の肘の動きの違いは??
試してみると、いろいろ面白いことが見つかりそうです。
最後に、「ノミと金槌」を持っての「ハツリ仕事」の例です。
左手首と右手首の動きは、ぜんぜん違う。
どちらの手で「金槌」を持つかによって、カラダ全体の動きが変わってきます。
右利きの人は、こういう手作業をやると、上手にやることが出来ます。、 左利きの人は、まったくもって、この手作業には、向いていない!
昔は、「左利き」の人は、無理矢理に矯正されて、「右利き」にさせられていたようです。 当然ながら、なんらかの「重要な理由」があるはずです。
昔、「電動工具」や工作機械の無い時代に、多くの左利きの人が矯正させられたのは、なぜでしょう? 推測ですが、「右利きが圧倒的に有利」であり、「左利きが圧倒的に不利」な、手作業というのが、たくさんある(過去にはたくさん存在した)からだと思われます。
これを裏返しに言えば、それだけ「右手」と「左手」の肘や手首の動きの違いが、カラダの動き全体に、大きな影響を与える・・・・ということなのでしょう。
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