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爪先から着地 ~踵を踏むとカラダが進む |
作成日:2012/10/19、最終改訂日:2012/10/29 |
§段-12:ハイヒールで「最大の歩幅」を稼ぐ!
片足、もしくは両足が地面に着いている」という大前提の元に、「出来るだけ大きく進む」には、どうしたら良いでしょうか
「大きく進みたい」のであれば、「大きく足を開けばよい!」 単純明快
ところが、ハイヒールの場合には、「重要な問題」が発生する。
大きく足を開くと、ヒールが邪魔をする・・・というか、ヒールが地面につかえてしまって、思うように大きく足を開くことが出来ない。
社交ダンス(スタンダード種目)の女性のヒールの高さは約7cm(初心者は5cm)。
余談ですが、男性のダンスシューズでも約3cmあります。また、男性のダンスシューズのヒールの角には、弾力性がありませんので、前足をヒールの角で強く地面を踏むことはできません。</font><font color="#009999">
本来、「最大の歩幅」を稼ぐには、大きく足を開けばいい。
大きく足を開くには、前足の膝を伸ばして、両足共に爪先でたったほううがいい。
だけど、ハイヒールを履いて「最大の歩幅」を稼ごうとすると、前足の膝を曲げる必要がある。 足を大きく開こうとすると、ヒールが邪魔をするからである。
−−−以下、作成中−−−
●「ヒールの高さ」は、あった方が良いのか、ない方がいいのか?
「裸足の時」と「ある程度の踵の高さのある靴を履いた時」、歩く時には、どちらが良いのか? という疑問が沸いてくると思います。
踵の高さを考えるときには、「走る時」と「歩く時」の違いに注意して考える必要があります。
特に、「爪先から着地して、踵で地面を踏み込む」方法(フォアフット走法など)においては、この違いは重要です。
走るとき(両方の足が、宙に浮いている状態を許可)には、後ろ足を持ち上げれば持ち上がるほど、後ろ足の太股を後ろの引くことができる。
そして、後ろ足を持ち上げて、後ろ足の太股を後ろに引けば後ろに引くほど、「前足の踵で地面を踏み込む力」は強くなります。
前足の踵デジ面を踏み込む力が強ければ、それだけカラダは前に進みます。
ところが、歩くとき(両方の足が、宙に浮いている状態を禁止)には、後ろ足を持ち上げて、後ろ足の太股を後ろに引く」という動きが出来ません。</font>
カラダが、前足の真上に来る前に、前足の踵を強く踏み込みたい!!!
カラダが、前足と後ろ足のちょうど中間にあるときに、前足の踵を強く踏み込みたい。
それには、どうすればよいか? という話になってきます。
前回使った図になります。
右足(前足)の踵を踏み込むと、両足ともに、太股は内旋/外旋し、左の骨盤が後ろに下がります。 (高さは、左の骨盤が低く、右の骨盤が高くなります)
そのため、、出来るだけ「速いタイミング」で、踵を踏み込みたい!!!
どうすればいいか?
「踵のある靴の方が、この動きがやりやすい! 踵のある靴、欲しい!」という話になります。
左足が前で、おへそを右前に向けたときも同様です、。
「裸足よりも、踵のある靴のほうが、動きやすい!」ということになります。
ただしこれは、「爪先着地」の場合に限られますので、注意してください。。
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「踵から着地して、膝を前に倒し太股を前に押し出しながら、爪先へと体重を移していく動き」について、踵のある靴が有効か無効かについては、上記の議論は当てはまりません。
最近、
「踵の部分を高くして、踵の角にやわらかいクッションをつけた靴」
VS
「踵が低く、踵にクッションのない靴」
の対決で、どちらが良いか? どちらが足に悪いのか? という、白熱した議論があるようですが、当「みらくるダンス実験室」には、あまり関係ない議論になります。
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《 「トォ」と「ボール」 》
社交ダンス(スタンダード・ラテンとも)においては、「トォ=爪先」と、「ボール=親指の付け根」は、区別されています。
当「みらくるダンス実験室」では、「トォ」も「ボール」も合わせて、「爪先」もしくは「爪先側」という表現をしています。
これに関して、「正しくないのでは?」という指摘もあると思いますが、当「みらくるダンス実験室」では次のような考え方をしています。
爪先(つまり指の先っぽ)から着地したとしても、太股を後ろに引いている限り(太股を後ろに引きながら着地している限り)、指先には負担は掛からない(指先には体重は乗らない)。
太股を後ろに引いていれば、指の先っぽから着地でも、ボールに体重がのる。
逆に、「太股を前に出す」という前提であれば、トォ(指の先っぽ)かボール(親指の付け根)かという区別は、極めて重要になってくる。
・・・こんな感じになります。
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