みらくる・らぼ

〔§段〕
爪先から着地
~踵(ヒール)を踏むと
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階段を登る
階段での「動きの
  違い」の根底は?
「爪先着地」と
 「骨盤のローリング」
「爪先着地」で
 「中間バランス」
「爪先立ち」から
 踵(ヒール)を踏み込む
「爪先立ち」からの
  前進~左足編~
「爪先立ち」からの
  前進~右足編~
「踵着地」なのに
 「爪先着地」の動き
ハイヒールで
 「最大の歩幅」を稼ぐ!
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  「正しい」歩き方
まとめ
~さらなる実験への布石
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爪先から着地 ~踵を踏むとカラダが進む 作成日:2012/05/15、最終改訂日:2012/10/15

§段-06:「爪先着地」と「骨盤のローリング」

階段の角に爪先を引っかけて、思いっきり踵を踏み込む。
そうすると、左の背中から、カラダ全体が上昇しながら、前方に進んでいく。
カラダの重心位置は、常に、左右の膝の真ん中に存在する。


この時には、足に回転がかかります。
  ・左足の太股には、内旋(右回転)がかかります。足首は外旋(左回転)
  ・右足は、足全体に、外旋(右回転)がかかります。
これは、左右どちらの足で、踵を踏み降ろした時でも同じです。

−*−

で、ここからが、面白いところ・・・・というか、このページの本題。

この「階段の角に足をひっかけて、踵を踏み込む」動きを応用して歩くと、「足の軌跡」はどうなるか? というのが今回のテーマです。



足(左足の太股、右足の足全体)に右回転を掛けながらの動きでは、「足の軌跡」は、一本の線に近づいていきます。

カラダは、(_-12)のような、緩やかな左カーブを描こうとするのですが、右の太股が後ろに下がるときに、右足が強く外旋し、右骨盤が下がるので、「足の軌跡」は、直線になります。

つまり、(_-11)のように、左肩の下に左足、右肩の上に右足・・・というふうには、ならないということです。



これは、「二軸・常歩(なみあし)」の木寺さんの本、「錯覚のスポーツ学」の「骨盤のローリング」に関するページです。

この絵を簡単に説明すると、こんな感じになります。

二軸(2本のレールの上を走る)と、「骨盤のローリング(水平運動)」が生じないので、走る際の「ロス(無駄)」が少ない。

背骨を中心とした一軸運動(一本のレールの上を走る)では、「骨盤」と「肩」が、常に逆方向に回転させながら走ることになるので、「ロス(無駄)」が発生する。

確かに、この絵を見る限り、「木寺さんの言うとおり」であるかに思えます。
ところが、上の図には「大きな落とし穴」というより「大きな盲点」が存在します。


一本のレールの上を走るパターンには、下の右の図のパターンの存在です。


左の太股を、後ろに引きながら、左の踵を踏み込んで、カラダを前に出していく時には、「骨盤のローリングは発生しない」</b></font><font color="#0000cc">ということです。(右の図)

「左の太股を後ろに引いているとき」「左の太股が後ろに下がろうとしているとき」には、「左の骨盤が前に出てこない」であろう。

そして、「左の骨盤が<font color="#0000cc">前に出てこない」ならば、「骨盤のローリングは発生しない」であろう。

・・・ということです。

順序立てて言えば、

まず、左の足を後ろから前に振り出す動きは、、左の太股を後ろに引きながら、右の踵の踏み込みで、左の背中(肩甲骨の下、胸椎6〜7番)を前に出し、左の背中によって、左膝を引っ張り出させる動き。

その後、左の爪先着地。 左の踵の踏み込み。

この間、ずっと、左の太股は「後ろに下がろう」としているので、結果的に「左の骨盤は前に出てこない」ということになります。

−*−


さて、ハイヒールと言えば、ファッションモデルでしょうか?
あるいは「モンローウォーク」でしょうか?

骨盤を激しく「骨盤のローリング」をさせてまいす。
一本のレールを歩けば、いかなる場合でも、「骨盤のローリング」が発生するか?といえば、違います。

足を前に出すときに、(前に出す足の)太股を高く持ち上げて、足を前に出していけば、骨盤は激しくローリングします。

いわゆる「爪先歩き」で、後ろ足の爪先で地面を蹴りながら歩いたときも、「骨盤のローリング」は発生します。


でも、「左の太股を後ろに引く」動作をしている限り、骨盤はローリングしません。

「骨盤のローリング」には、いろんな解釈があると思いますが、
  「骨盤のローリング」 イコール 「ハイヒール」 イコール 「一本のレール」
というのは、間違いです。

むしろ、「昔の下駄履きの日本女性の動き」と、「階段の角に足を掛けて、踵を踏み込む」動きとの共通点を探すほうが、面白いかもしれません。


−*−

このページの締めくくりとして、当「みらくるダンス実験室」なりに、
「錯覚のスポーツ学」の2つの写真をチェックしてみたいと思います。


こちらは、2本のレールを走る方法。

「2本線−3」では、左の太股は、「前に振り出している」ように見えます。
左の太股を、真上に持ち上げているようにも見えます。


こちらは、1本のレールを走る方法。

「1本線−3」では、左の太股を真上に持ち上げながら、前に出そうとしているように見えます。これによって、左足は、右足の正面に着地するはずです。

左の太股を前に出せば、左の骨盤は大きく、前方に振り出されるはず。
そうすると、上のファッションモデルの写真と同じく、「骨盤のローリング」が発生するはず...そう思います。。



《 太股を後ろに引いて、カラダを前に出して走る 》

 このページでは、少し脇道にそれて、「走る」というテーマに首を突っ込みました。

 社交ダンス(スタンダード種目)は、「走ってはいけないスポーツ」です。 つまり、「片足、もしくは両足が、必ず地面についている」という前提があります。 (両足が宙に浮くのはNG)

なので、「走る」という点は、まったくの素人。

 「太股を後ろに下げて、カラダを前に出す」という走り方の写真は、あるのか、ないのか?
 素人的に、「あるんじゃないか?」「たぶん、あるはずだ!」と思いますが、詳しいことはわかりません。

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