| -
|
爪先から着地 ~踵を踏むとカラダが進む |
作成日:2012/10/19、最終改訂日:2012/10/29 |
§段-15:まとめ・・・さらなる実験への布石
昔の日本の「履き物」に、「足半(あしなか)」というのがあるらしい。
「足半」には、踵の部分が無い!
よって、「足半」を履くと、強制的に、「爪先着地」の動きになる。
これは、普段から「踵からしっかり着地して、踵を踏み込んで歩く」に取ってみれば、「究極の罰ゲーム」みたいなもの。
「足半」を履くと、このような体重移動が、まったく、できなくなってしまう。
「足半」を履くと、いつもの歩き方が出来ない。ということになる。
では、昔の人が「足半」を履いたとき、どういう歩き方をしていたのだろうか?
次のうち、どちらの歩き方をしていたのか、推測してみましょう。
(A)爪先から着地し、膝を前に倒し、太股を前に出しながら、トコトコトコと、ひたすら「爪先歩き」をする。
(B)爪先から着地し、踵が地面に着く直前まで、踵を踏み込む。 太股が後ろに下がり、背中が前に出る。 (階段の爪先掛けと同じ原理)
(C)「足半」に踵があろうが無かろうが、そんなの関係ない! ともかく、踵から着地する。 人間の踵は皮が厚いので、地面に踵が着いても問題なし。 「足半」は皮の薄い爪先側を保護するためにある。
さて、どれでしょう???
「昔の人」はいないので、答えは、勝手に推測すればよいです。
そして、今の日本人の歩き方(裸足で歩く場合で、踵着地)が、
このどちらなのかを、考えていけばよいかと思います。
|
background="../../png-body/back10.png" |