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爪先から着地 ~踵を踏むとカラダが進む |
作成日:2012/10/11、最終改訂日:2012/10/13 |
§段-00:爪先着地で前進するぞ!
2本足の人間のカラダを前に進む(歩く)ときの「一般的な動き」は、
踵(ヒール)から着地して、踵側から爪先側に体重を移しながら、カラダを前に出していく。
というものだと思います。
おそらく、この動きの存在に異論を唱える人なんて、誰一人としていないでしょう。
ところが、人間の動きには、
爪先から着地(踵を浮かせる)して、そこから踵を降ろす(踵を踏み込む)ことで、カラダを前方に進ませる。
・・・という動きも存在します。
どうでしょうか?
「そんなの当然だろ!自然な動きだよ!」という人もいれば、「そんなの人間の動きじゃない。それって化け物だ!」と叫ぶ人もいるかもしれない。
人間、価値観は、様々です。 これを認めるか、認めないか?? 人それぞれ。
スポーツの世界では、マラソンなどの「走る」ときの動きにおいて、「フォアフット走法」という名前で、注目されているようです。
こちらは「両方の足が空中に浮く時がある」という前提での「爪先着地」の動きです。
では、「歩く」という動きにおける「爪先着地は、どうでしょうか?
このセクションでは、そのあたりを詳しく検証してみたいと思います。
〔注意〕 当実験室における「歩く」の定義は、「1本の足、または2本の足が、必ず地面についている状態で、カラダが前進する」こととします。 「両方の足が空中に浮く」ケースは除外します。
−*−
さて、「必ず1本または2本の足が地面についている」という条件で、「爪先から着地する」といえば、「階段を登るときの動き」です。
階段を登るときは、2つの方法があるようです。
まずは、これについて考えていきましょう。
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《 単純な動きほど、難しい 》
複雑怪奇な動きは、まねをしようとすれば、いくらでもまねをできます。 細かいところが違っていても、なんとでもなるからです。
ところが、単純な動きは、まねをするのが難しいです。
普段から、踵から着地して階段を登っている人【段-21】が、爪先から登る人のまねをしようとしても、簡単にはできません。
なぜなら、根本的に「基礎が違う」からです。
基礎が違えば、見かけは似ていても、まったく中身の違う動きになります。。
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