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爪先から着地 ~踵を踏むとカラダが進む |
作成日:2012/10/11、最終改訂日:2012/10/15 |
§段-04:爪先着地で階段を登る
さて、今度は、「爪先から着地して、階段を登る方法」を検証してみましょう。
周囲の人が、階段を登るのを見ていると、
「おぃおぃ、後ろに、ぶっ倒れないのかな? バランス、どうなってるの?」
とか感じることがあるかもしれない。
当「みらくるダンス実験室」では、この方法を推奨します。
カラダが「後ろにぶっ倒れる」ことはありませんが、爪先だけを階段にのせるため(踵を踏み込めば踏み込むほど、カラダが軽くなるため)、階段の角に爪先をのせようとします。
「階段の角、数センチ」のところん、、爪先だけを乗っけたところで、着地する直前に一気に踵を踏み込んでしまったりするので、「ズルッ」と足を滑らせて、「前にぶっ倒れる」ことは、あり得ます。
同じ方法で、階段を登っている人は、似たような経験をしていると思われます。
この階段の登り方の特徴は???
結論を先に言えば、重要なのは
★ カラダは、軸足(前足)の上に乗らない。
★ カラダは、常に、両足(両足の膝)の中間に存在する
という2点です。
階段を登る場合においては、結果的に、
カラダの重心軸は、「上の段」ではなく、「下の段」にある
という、「副産物的な違い」も生じてきます。 (あくまで、結果です)
この「副産物的な違い」によって、周囲から見ていると、「後ろにぶっ倒れるんじゃないか!」とか、「なんで、こんなバランスで、カラダが上に上がっていくんだ??」とか、不思議なカラダの動きとして感じられるんじゃないかと思います。
−*−
それでは、「階段の角に爪先をつけて、踵を強く踏む」動きについて、検証してみましょう。 (こんなの、マジメに検証した人なんて、いるのだろうか??)
−−−−ここの説明は、準備中!!!!
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もっと詳しく、チェックしてみましょう!
人間のカラダは、腰から下(というか、胸椎12番よりも下)を使って動いた時は、、おおむね左右対称な動きをします。
ところが、胸(具体的には、胸椎6〜7番付近)を使った動きでは、左と右では、全然違った動きになることが多いようです。
まず、足にかかる回転です。
・左足の太股には、内旋(右回転)がかかります。足首は外旋(左回転)
・右足は、足全体に、外旋(右回転)がかかります。
これは、左右どちらの足で、踵を踏み降ろした時でも同じです。
次は骨盤です。
右の骨盤が前に出て、左の骨盤が後ろに下がります。
右の骨盤が高くて、左の骨盤が低くなります。
これも、左右どちらの足で、踵を踏み降ろした時でも同じです。
実際には、骨盤が左右2つあるわけではなく、「骨盤は一つ」なので、実際には「骨盤が左に回転して、右側が少し持ち上がった状態」になってるのでしょう。
だけど、左右の太股が回転(左の太股が内旋、右の太股が外旋)しているため、感覚的には、「右骨盤の後方に、左骨盤が潜り込むような感覚」になります。
さらに面白いのは、
左の背中(肩甲骨の下あたり)が、背骨(胸椎6〜7番)を、ぐいぐい前に押していく感じ。 左の背中が前に出るので、胸が前に出ていきます。
左足で右足でもいい、どっちでもいいから、前足の踵を踏み込めばいい。
踵を踏み込むほど、左の背中が前に出る。
左の背中が前に出る(上半身が、前方・斜め上方向と進む)と、左の背中に引っ張られるように、カラダ全体が前方斜め前へと進んでいく。
カラダを前に進めて、勢いよく階段を登るためにはどうすれば良いか?
勢いよく、踵(ヒール)を踏み込めば良い。
勢いよく、踵を踏み込むには、どうしたら良いか?
カラダの重心を前足側に置かずに、出来るだけ後ろの方に重心を置いた方がいい!
結果的に、そのほうが勢いよく階段を登ることが出来る。
アタマで考える(脳内理論?)では、非常に不思議な動きなのですが、こういう方法で階段を登っている人は、実際に存在するわけで・・・・・
出来る人には、「出来て当たり前、いつもやってる動きだもん!」って感じでしょう。
出来ない人には、「そんなの絶対あり得ない。そんなの人間の動きじゃない!」と感じるかもしれない。
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《 「左の背中の動き」と「左手首の動き」 》
このページ(というか、このセクション)では、取り上げませんが、「左の背中(胸椎7番、左肩甲骨の下)の動きの変化と、「左手首、左てのひら、左手の指」の動きの変化は、密接に連動しています。
「左の太股を後ろに引く」という前提で、左の手首を上手に動かせば、左の背中が敏感に反応します。
これについては、別のセクションで説明します。
(これの説明すると、その説明だけで、1つのセクションが出来てしまうから)
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